2010年8月7日

FUJI ROCK FESTIVAL '10



7/29(木)前夜祭
今年はテント立てるときに大雨という最悪のタイミング。
盆踊りじゃなくてキャンプファイヤーにしてほしい気分だった。

■MUSTANG @RED MARQUEE
前夜祭の面子を見るも、知ってるのがひとつもなく、
結局オープニングのこの人たちだけ見る。
50年代のロックンロール風のシンプルなバンドで
フジロックらしい人選。
これだけ見てテントに戻ってしまった。

7/30(金)1日目
朝は晴天、夜は雨が降ったりやんだり。
3日間大体このパターンだった。

■ヒカシュー @ORANGE COURT
これ見たのが12時くらいで、ものすごい日差しだった。
去年ヒカシュー30周年記念ライブを観たが
今回はその時の縮小版といった感じ。
めちゃくちゃプログレッシブだけど、妙なポップさも健在。
近くで観てた外人も受けてた。

■THE CRIBS @GREEN STAGE
ジョニー・マーが加入して話題の英国バンド。
インパクトは薄いが
地味ながらもいい曲が多い。
何度も聴いて味が出てくるタイプかも。
ボーカルがずっと語りの曲がよかった。

■toe @WHITE STAGE
土岐麻子がボーカルで参加した2曲がよかった。
インストだと個人的には物足りない感じかな。
センスはいいけどちょっと毒がほしい。

■JAGA JAZZIST @WHITE STAGE
そのtoeもCDにコメントをよせていた
こちらもインストバンドだが、楽器の種類の多さと
客を躍らせるダイナミックな演奏でかなり好み。
特に鉄琴の音が新鮮だった。

■THE XX @RED MARQUEE
ちょっと前の単独来日が好評だったと聞いてはいたけど
予想以上の人気にびっくり。
極端な音数の少なさと、囁く歌声は
ヤング・マーブル・ジャイアンツを思わせる。
蝋燭の灯を見つめているみたいな気分にさせられる
不思議な魅力のバンドだ。

■BROKEN SOCIAL SEANE @RED MARQUEE
同時間のMAGMAが気になってたんだけど
雨の中、奥地のオレンジコートまで行く気合いがなく、
こっちを少し観たけど
ちょっと自分には明るすぎるかな、という印象。

■MUSE @GREEN STGEE
この日のトリなので一応確認。
人気と貫禄からトリをやるのは納得できたが
クラシックとデジタルロックを融合したような
大げさなアレンジはどうしても好きになれないなぁ。

7/31(土)2日目
この日は風呂がとにかく混んでいて参った。

■DIRTY PROJECTORS @RED MARQUEE
ベストアクトは誰かと聞かれたら今年はこの人たちかも。
いいライブほど文にしにくいけど
一音一音の放射力がすごすぎる。
メンバーそれそれが互いをジャマせずに爆発してる感じが
レッド・ツェッペリンのよう。
二人の女性ボーカルが肉体感を高めている。

■MATT&KIM @GYPSY AVALON
盛り上がっていたけど、これはイマイチだったかな・・。
方向性がもっとはっきりしてるといいけど。
後ろの丘の上で休みながら聴いてた。

■KITTY ,DAISY&LEWIS @FIELD OF HEAVEN
50年代風音楽をやる3人組。
衣装や髪形も当時風にキメていて、かっこいい。
バンジョー、ハーモニカ、スライドギター、ウクレレと
曲ごとに様々な楽器が飛び出す。
フジロックに似合う粋なグループだった。

■JOHN FOGERTY @GREEN STAGE
素晴らしかった!
知らない曲がほとんどなんだけど、
1曲目からメチャクチャなじみやすいメロディーの
迷いなきカントリーロックで、観ていて気持ちがいい。
予想通り人は少なかったけど
この人をちゃんとトリ前に持ってくるフジロックはさすが。
中盤「雨を見たかい」「プリティ・ウーマン」のころになると
後ろから自然と人が集まってきていい雰囲気になった。

■ROXY MUSIC @GREEN STAGE
この日のグリーンのトリ。
今年最も見たかったグループのひとつで、
かつ最も客が集まるのか心配なグループでもあった(笑)
泥沼状態の地面も手伝ってか、
案の定客は少なめ(ジョン・フォガティよりはいたけど)。
オープニングでロキシーのアルバムのアートワークが
次々とモニターに映し出される中、
「リメイク・リモデル」で始まり、テンション高まる。
中盤はスローな歌モノも多くやり
楽しいショーだった。

この後、すぐにMGMTを見に移動するつもりだったが
入場規制で見られなかった。
残念だけどロキシー見れたからしょうがない。

8/1(日)3日目
最初の方は見たいのがなかったので
少し遅めに風呂に行ったらガラ空きだった。

■DONAVON FRAKENREITER @GREEN STAGE
これは通りかかってたまたま見ただけだけど
客にマイクを渡して歌わせる場面があって
みんなとても楽しそうだった。
音楽と平和、って感じのステージ。

■CODEINE VELVET CLUB @RED MARQUEE
これも空き時間に立ち寄っただけなのだけど
思いの他ぼく好みで、前のほうで最後まで観た。
フラテリスのメンバーのソロプロジェクトらしい。
古き良き時代のポップスをやや今風に演奏するバンドで
女性ボーカルやホーンが雰囲気を出している。

結局、グリーンのヴァンパイア・ウィークエンドは
これと一部被ったのと、その後のトイレ待ちで、
後半の音しか聴けなかった。
MGMTとヴァンパイア、今一番旬なのにどっちも見逃すとは・・。

■BUFFALO DAUGHTER @RED MARQUEE
ヴァンパイア逃したのはすぐにこれがあったせいもある。
ニューアルバムのジャケットに合わせてか
3人とも真っ赤な衣装で登場。
かっこよかったけど、古い曲も聴きたかったなぁ。

■DIANE BIRCH @FIELD OF HEAVEN
バッファローの客がホワイトのLCDサウンドシステムに流れる中
あえてこっちを見る。
キャロル・キング風の弾き語りで
アップテンポな曲が好みだった。
ホール&オーツの「リッチ・ガール」のカバーも。

■ATOMS FOR PIECE @GREEN STAGE
レディオ・ヘッドはよく知らないので違いはよくわからないが
アートと言ってもよさそうなくらいの確固たる世界観。
通路で立ち止まって観る客多数(自分も)。
アンコールではトムがたった一人で3曲も弾き語りして
緊張感のあるひとときだった。

■MASSIVE ATTACK @GREEN STAGE
この日のトリ。
最後列の山の上で座って観る。
日本語で意味深なメッセージをモニターに
出しながらやる曲があり、新鮮だった。
いつも音しか聴いてないけど
きっと歌詞もメッセージ性が強いグループなのだろう。
新作が気に入っているので、もっと新曲もやってほしかった。

■SISSOR SISTERS @GREEN STAGE
トリの後のスペシャルゲスト扱い。
80年代ディスコサウンドに凝った振り付け、
達者な日本語。
胡散臭ささえも売りにしてる芸人魂がすごい。
いい意味で笑ってしまうステージだった。
  
  

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