2010年9月27日

映画のこと

 
いろいろあって、一ヶ月更新せずに過ぎてしまった。
今年は記録的な猛暑だったけど
ここ数日の間で急に秋っぽくなってしまった。
夏生まれだからか夏好きなのでこの時期はさびしい。



映画館に頻繁に行くようになったのが去年の今頃だった。
映画そのものにハマったというよりも
(ぼくはテレビの洋画劇場とかで育たなかったから
そもそも映画に対する基盤というか理解力に欠けている)
映画館という場に居心地の良さを見出せたからだと思う。

暗い場所でスクリーンを見つめていると
余計なことを考えなくて済むし、
作品にもよるけど大きな音に包まれていられる。
手軽な非日常。

それと自分の性格上、つまらなくても終わるまで座ってるから
約2時間拘束されている感じになるのがいい。
自由すぎるとダメなのだ。
DVDだと停止させられるし。
寝てしまうことはあるけど、それはそれでいい。
もし自分に合った作品に出合えればラッキーなもんだ。

てことで、約1年間で観た映画リスト

*誰かと一緒に観たものも含む
*初公開以外のものには制作年を記す
*面白かったものには☆
*だいたい観た順

■ 屋根裏のポムネンカ
■ ライアン・ラーキン 路上に咲いたアニメーション(1965-2004)
■ ラブホテル・コレクション西日本編
■ チェコアニメ傑作選<ジャバウォッキー(1971)☆他>
■ TOCHIKA ☆
■ アンナと過ごした四日間 ☆
■ 動くな!死ね!蘇れ!(1989) ☆
■ 脳内ニューヨーク
■ カールじいさんの空飛ぶ家
■ 蘇りの血
■ かいじゅうたちのいるところ
■ Dr.パルナサスの鏡 ☆
■ メーヌ・オセアン(1985)
■ マヤ・デレン全映画(1943-1959)
■ ベルクマイスター・ハーモニー(2000)
■ コララインとボタンの魔女 ☆
■ 去年マリエンバードで(1961)
■ 飛行士の妻(1980) ☆
■ 8 1/2 (1963) ☆
■ シャーロック・ホームズ
■ 月に囚われた男
■ ウディ・アレンの夢と犯罪 ☆
■ NINE
■ 渇き ☆
■ アリス・イン・ワンダーランド
■ オーケストラ ☆
■ プレシャス
■ ドン・ジョヴァンニ 天才劇作家とモーツァルトの出会い
■ ブエノスアイレス(1997) ☆
■ 川の底からこんにちは ☆
■ スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド ☆
■ 鉄男 THE BULLET MAN
■ 不戦勝(1965)
■ 手を挙げろ(1967)
■ ケンタとジュンとカヨちゃんの国
■ あの夏の子供たち
■ アウトレイジ
■ アデル ファラオと復活の秘薬
■ 緑の光線(1986) ☆
■ ストーンズ・イン・エグザイル
■ ガールフレンド・エクスペリエンス
■ バブル(2005)
■ 何も変えてはならない
■ ぼくのエリ 200歳の少女 ☆
■ ジルビアのいる街で ☆
■ 借りぐらしのアリエッティ
■ ネコを探して
■ ペルシャ猫を誰も知らない
■ ナイト・トーキョー・デイ ☆

一本だけ選ぶとするなら、
「渇き」(パク・チャヌク監督)。
渇き [DVD]

吸血鬼ものだけど舞台が韓国というのが新鮮に思えたし、
ややグロいシーンも美しく見せる映像表現や
ストーリーの明快さが良かった。
というか、丸尾末広「笑う吸血鬼」を思い出さずにいられない内容。

どうもぼくは音楽の好みといい、
ちょっとB級感のあるものに引き込まれてしまうみたいだ。

ところでリスト外だけど、アニメーションの
今敏監督の死去はとても残念でした。