2008年10月29日

■ 98年からあれこれ作り始めて今年で10年になる。
10年経ったらベストアルバム的な本を作ろうと以前は思っていたが、いざその時期になってみたら、すごく馬鹿らしく思えてきたのでやめた。
コラージュ作りも煮詰まってきたので、最近は鉛筆で絵を描いている。
雑誌の写真をスケッチするだけで、主張をなるべくしない。
コラージュが煮詰まったのは、素材の調達や画面の構成に手間がかかりすぎるのと、人の評価が気になるようになってきたからだ。
今は余計なことを考えないでやる。
年1冊本を作るのは決めているので、今年はこれらのスケッチを12月にまとめて、外での発表は一切なしで行こうと思う。

■ それとはやや矛盾するが、多摩美の劇団の公演チラシを製作中。
これはコラージュで、せっかく話が来たし刺激になるかなという思いから。

■ 横浜トリエンナーレ2008は最悪だった。宣伝がしょぼいので大丈夫かなと思っていたけど、ここまでクソだと気分が悪い。途中で嫌になったため全会場を観たわけではないので、全てを批判はできないけれど、要するにコンセプト重視の頭でっかち現代美術のオンパレードだ。
トリエンナーレというからにはいわゆる祭りなんであって、休みだから遊びに行ってみようというノリの人だっているはずだ。だから、ある程度の大衆性みたいなもんは必要だと思うのだが、そんなのは微塵も感じられない。現代美術ってやっぱり難しくてよくわからん、というイメージしか与えないと思う。
さらに、3年に1回開催するならば、多少変化があっても一貫してないと根付かないと思うのだが、そういう点でも、前回とはまるで違う雰囲気になってしまっているのは残念だった。
どっかの学園祭にでも行った方がマシかも。