2013年5月19日

John Dickson Batten



 ジョン・ディクソン・バトン(1860-1932) はイギリスの画家。
掲載したのは“Sleeping Beauty: The Princess pricks her Finger” と題された1914年の作品。
童話の挿絵も多く描いていたようだ。


地上の生活


2013年5月6日

ヨルク・シュマイサー 夢の記憶



先月終わりにJorg Schmeisser(ヨルク・シュマイサー)の銅版画展を観てきた。
会場は澁澤龍彦も関係していたという銀座の青木画廊。

この画家を知ったのは、神保町の古書店で画集を見たのがきっかけで、せいぜい1~2年前のことだ。
1987年にパルコ出版から刊行されたもので、細密な作風はすぐ好きになった。

マニアックそうだからなかなか現物は観られないのかな?なんて思っていたら、奇しくも追悼展示の情報が。
残念ながら2012年6月に亡くなったらしい。

今回の展示では、人物をモチーフにしたシリーズがメインだったけど、入口付近にあった曼荼羅のような作品が一番好みだった。
本人が編集したという箱入りの豪華な画集(パルコ出版のとは別物)もあったが、東洋的要素が非常に多く、モチーフの多彩さや走り書きのような文字群から博物学的なセンスも感じる。

シュマイサーは1942年ポメラニア(現ポーランド)生まれ。
あのパウル・ヴンダーリッヒ(今度町田で展示があるらしい)に師事したらしいだけど、僕はヴンダーリッヒよりもずっと好きだな。
世界中を旅する中、作品からわかるように日本にも何度も来ていて、京都の大学で教えていたこともあるとか。

下の画像は彼の作品が採用されたマーラーとプッチーニのCD。
ここではおとなしめだけど、もっと混沌とした作風も多い。

マーラー:交響曲「大地の歌」

プッチーニ:歌劇「トゥーランドット」



2013年5月5日

「パンクNW三昧」プレイリスト

NO NEW YORK

5月3日は、NHK-FMで9時間にわたって生放送された「今日は一日”パンク/ニュー・ウェイブ”三昧」を聴いて過ごした。
ニューウェイブ好きとしては期待せずにいられなかったけど予想以上の濃い選曲!
FM史上でもここまでの内容と量のものは稀なのではないかと思える。

ニューロマがかかってないとか4ADものがかかってないとか東京ものが少ない(関西が多すぎた)とかいろいろ思うところはあるのだけど、そもそも全てを網羅するのなんて不可能だし、今回はこれで十分だったと思う。
「○○三昧」シリーズは祝日にときどき放送されるもので、アニソン三昧とか興味ないものまでいろいろあるのだけど、パンク・ニューウェイブで成立したことは凄い。

印象的だったのはTwitterとの連動で、知っている人のリクエストが読まれたり、ぼくのツイートにも知らない人から多数反応があったり。
常に番組関連のタグがトレンド入りしていたのでかなり多くの人が聴いていたということなんだろうか?
「今のリクエスト最多はThis Heatだそうです」とか言ってる番組を?(笑)

以下、NHK-FMのサイト上にあったプレイリストを少し修正して掲載します。



001. Kill The Poor / Dead Kennedys
002. White Riot / The Clash
003. Pistol / Friction
004. The Cutter / Echo & The Bunnymen
005. In Between Days / The Cure
006. Something Better Change / The Stranglers
007. My Generation / Patti Smith
008. Never Again / Discharge
009. Nagasaki Nightmare / Crass
010. Genocide / Heresy
011. Sacrificed / Napalm Death
012. Concubine / Converge
013. The Classical / The Fall
014. Young Savage / Ultravox
015. Ghost Rider / Suicide
016. We Are All Prostitutes / The Pop Group
017. Fade Away / New Age Steppers
018. In The City / Jam
019. Time For Action / Secret Affair
020. カミソリベイビー / The Star Club
021. Chinese Rocks / The Heartbreakers
022. Roadrunner / Jonathan Richman & The Modern Lovers
023. Poptones / PIL
024. Hit By A Rock / Throbbing Gristle
025. Der Mussolini / D.A.F.
026. Clothes Hoist / Foetus
027. Time Is Money / Swans
028. Once In A Lifetime / Talking Heads
029. Health And Efficiency / This Heat
030. Little Bitch / The Specials
031. Madness In The City / Madness
032. Jazz Man / Mute Beat
033. Dish It Out / James Chance & the Contortions(トップに掲載したアルバムに収録)
034. Alice / The Sisters of Mercy
035. Fat Man / Southern Death Cult
036. Marquee Moon / Television
037. Improvisation Anarchy / Ultra Bide
038. 恋の導火線 / SS
039. かがみ / Aunt Sally
040. 白い彼方 / 螺旋階段
041. 村のかじや / ほぶらきん
042. All The Old Punks / Inu
043. ウエディングムーン / 変身キリン
044. こらガキ! / バンパイア
045. さようなら / スーパーミルク
046. Etre Assis Ou Danser / Liaisons Dangereuses
047. Uncontrollable Urge / Devo
048. Still Life In Mobile Homes / Japan
049. Teenage Kick / The Undertones
050. Dozen Girls / The Damned
051. Damaged Goods / Gang Of Four
052~056. Water Faiのライブ中継
057. I'm Alive / 999
058. カ・ガ・ヤ・ケ / Cobra
059. 12XU/ Wire
060. Heaven / P-Model
061. Chicken Farm Chicken / The Stalin
062. Get The Glory / Laughin'Nose
063~075. 大阪ラモーンズ(少年ナイフの変名バンド)のライブ中継
076. Stab Your Back / Mudhoney(The Damnedのカバー)
077. The Wait / Metallica(Killing Jokeのカバー)
078. Money / The Flying Lizards
079. おべんとうばこのうた / Snuff
080. Fast Cars / Buzzcocks
081. Love At First Sight / The Gist
082. Some Fantastic Place / Squeeze
083. Living Through Another Cuba / XTC
084. ハッハー、女房に逃げられた / AxCx
085. Salt Lake City / Dwarves
086. Love Missile F1-11 / Sigue Sigue Sputnik
087. Boredoms Vs. Sdi / Boredoms
088. Baby Turns Blue / Virgin Prunes
089. うまくできない / 灰野敬二
090. 死者 / Ill Bone
091. No Fun / The Stooges
092. There Is A Light That Never Goes Out / The Smiths
093. Walls Come Tumbling Down / The Style Council
094. Love Will Tear Us Apart / Joy Division



Rough Trade Shop: Post Punk

ちなみにニューウェイブのコンピレーションはいろいろ出ているけど、このラフトレードから出た2枚組が充実していて、上記リストの016、017、078も入ってるのだけど…、今amazon見たら廃盤!?なんてこった~。