2011年8月28日

新作




こんなの作った。
ここ半年にインプットしたものをアウトプット。

撮影がうまくいかない。
試行錯誤してるんだけどなぁ。

2011年8月19日

Destroy All Monsters Magazine

Destroy All Monsters Magazine

デストロイ・オール・モンスターズの新刊。
おそらく昔出していたジンを集めたものだと思う。
90年代に、コーネリアスがビジュアルを真似したことでも有名な
GEISHA THISという強烈な作品集があったが
それの増幅版といった感じ。
GEISHA THISほど印刷・紙質には凝ってないけど
今回はボリュームに圧倒される。

さっき投稿したコラージュ本とは違い
明らかにこっちはワクワクする感じがあるんだな。
計算なしの暴力的なノリ。

値段も手ごろ。

Cutting Edges: Contemporary Collage

Cutting Edges: Contemporary Collage

様々な作家によるコラージュを集めた作品集。
パラパラ捲ってみたところでは
どれも手作り感がありデザイン性の高いコラージュばかり。
良くできてるんだけど
自分がやりたいのはこういうのじゃないんだよな、と思った。
シャレてるけど控えめな表紙からも窺える毒のなさ。
ぼく自身コラージュという手法に
執着がなくなってきたせいもあるかもしれない。

好きじゃないなら掲載するなって話だけど(笑)
創作意欲がないこの頃
考えさせられた一冊ということで。
 

2011年8月3日

FUJI ROCK FESTIVAL '11



いやいや今年のフジロックはきつかった。
2日目の午前中まではずっと雨で
足元はグチャグチャ。
その後も太陽がほとんど出ない。
5年目で慣れてるからまだいいけど
体力的にも精神的にも天候に影響されてしまう。

しかし、ネットでニュースを見ると新潟は大豪雨。
こっちも降ってるけど豪雨まではいかない。
テレビじゃないからいまいち実感がわかないのだが
大変な被害が出ているらしく
同じ県内でのフェス開催にちょっと複雑な気分になった。

■ 7/28
例年とほぼ変わらない時間に東京を出たのだが
シャトルバスに早め(12時45分くらい)に乗れて
テントもわりといい所に建てられた。
チケット売れてないのかなとちょっと心配。

レイハラカミさんの訃報に驚く。

前夜祭は個人的には当たりなし。
後で知ったけど、1発目のベラキスというバンドは
リンゴ・スターの孫娘がやっているんだってね。

■ 7/29
THE PAINS OF BEING PURE AT HEART @RED
シューゲイザーの新世代バンドとのことだが
まっすぐでポップなロックバンドという印象。
もうちょっとひねってる方が好みだな。
けど轟音ギターをライブで聴くのは気持ちいい。

GRUFF RHYS @RED
ポップでサイケで引き出しがいっぱいある。
リラックスした楽しいライブだった。
スーパー・ファーリー・アニマルズとしての
ステージも観てみたいな~。

DEERHOOF @RED
立て続けにレッドマーキーだが
好きなバンドはここに出ることが多いのだ。
次の展開が読めない奇妙な演奏と
ポップな面が両立した楽しいバンド。
CDじゃわからない肉体感が伝わる演奏だった。

HANGGAI @AVALON
全然知らなかったモンゴルのロックバンド。
ライターの岡村詩野さんがツイートしてたので
観に行ってみた。
全員民族衣装で、音楽も民族音楽がベースだが
そこにエレキギターやロック的歌唱が混じる。
アップテンポな曲からはポーグスも連想させられ
なかなか新鮮だった。
しかし最もロックだったのは
後半モンゴル相撲の衣装で出てくる
ボーカルのオッサン(若いのかもしれないが)の
動きと顔と腹の出方(笑)
曲間にいろいろ叫ぶのがモンゴル語なので
何言ってるのかさっぱりわからないのだが
客席は異様な盛り上がり。
たぶん僕以外の客のほとんども
このバンドを知らなかったに違いないのに
こんなに盛り上がってることに感動した。
フジロック以外ではあり得ない光景だと思った。

CSS @WHITE
なんも目新しさのないニューウェイブでディスコな音だけど、
やっぱりこういうのはすぐ耳になじむし楽しい。
今後もっと曲のバラエティーが増えると面白いかな。

COLDPLAY @GREEN
後ろで座って鑑賞。
ファンじゃないけど、これが愛されるのはすごく納得。
細かい音作り以前に、ソングライティングが
とてもしっかりしているなあという印象。
花火まで飛び出すとても金のかかった演出だった。

WASHED OUT @RED
アルバムのジャケットがきれいだったので
名前を覚えていた新人ユニット。
良くも悪くもものすごく完成された「製品」という感じ。
ちょっとこの時の気分には合わなかった。

Kensington Hillbillys @苗場食堂
何の変哲もないカントリー音楽で
クラブ系の爆音の後だと妙に安心する。
歌詞は分からないので
ひょっとしたら穏やかじゃないことを
歌ってたのかもしれないけど(笑)
苗場食堂に外人が出てるのは初めて見た。

■7/30
G.LOVE&SPECIAL SAUCE @GREEN
こういうのも昔は聴いてたんだけど、今や遠い世界。
フジロックに似合うバンドだな。

BEST COAST @RED
最初はすごく好感を持ったんだけど
単調というか、もうちょっと起伏があると好きかもしれない。

BATTLES @GREEN
踊ってる人の多さにびっくりした。
これだけ最先端であまりキャッチーとも思えない音楽なのに
グリーンステージの後ろの方まで踊ってる。
みんな踊るの好きなんだな。

TODD RUNDGREN @HEAVEN
素晴らしかった!今年のベストかも。
高音もしっかり出る見事な歌唱力。
スローな曲とアップテンポの曲がうまく配置されて
飽きない選曲。
予習としてベスト盤をちょこっと聴いたくらいだったので
これからもっと聴きこんで見ようかなと思った。
それにしてもHello It's Meやんなかったな~。

MARC RIBOT Y LOS CUBANOS POSTIZOS @ORANGE
最初は思ったより普通に聞こえたんだけど、
マーク・リボーのギターソロ(+ベース、パーカッション)の
シンプルな曲を聴いて、やっぱり奇妙な魅力のある人だなと思った。
一部しか観れなかったのが残念。

faces @GREEN
これをちゃんとトリに持ってくるフジロックは
歴史に対するリスペクトが感じられて好きだ。
とは言え、ミック・ハックネルが歌う今回の再結成に
なんとも素直に喜べない気持ちでいたのも事実。
でも、メンバーが出てきた途端にそれは吹っ飛んだ。
ミック・ハックネルすごく華があって似合っていたと思う。
僕はリアルタイムで聴いてないからそんなもんか。
ロン・ウッドがステージ上で完全に一人でプレイする
贅沢なシーンもあったが
みんな「ストーンズでも来てよ」と思ってるんじゃないかな多分。
でもフェイセズ、トリに合っててすごくかっこよかった。
オレンジのコンゴトロニクスと被ったのは痛いけど。

■ 7/31
WARPAINT @RED
今年一番観たかったバンド。
これはとにかく好みすぎる!
よくXXと比較されてるけど
こっちの方がドロドロした感じで好みだ。
色で言うと赤と黒かな。
でもこれはグリーンのキルズと被ってしまった。

BEACH HOUSE @RED
これも素晴らしい。
CD聴いたときはちょっと地味な感じもしたけど
優しく包み込むような音世界と切ないメロディー。
夕暮れに外のステージが似合いそう。
事情により途中までしか観られず残念。

MOGWAI @GREEN
これまた素晴らしいのが続く。
前の方で爆音を聴きたかったので
ずっと泥沼にはまって観てたら足が冷えてしまったけど
このバンドはライブで聴けて特に嬉しい。
新作のRano Panoいい曲だなぁ。

YMO @GREEN
高橋幸宏は晴れ男らしいが、
この日は本当にあまり降らなかった。
即興で始まり、その後のヒット曲群も
とても今風に大人の演奏で聴かせる。
トークが全くなかったのが少し寂しいな。
テクノポリスもやってほしかったな~。
でも楽しかった!

Wilco @WHITE
ケミカルは観ないでこちらを選んだ。
ウィルコってなぜか一枚目のアルバムだけ持ってて
その程度の認識しかなかったけど
ここまでオルタナティブになっているとは。
意表を突かれて面白かった。
メンバーみんなやりたい放題な感じ。
オルタナティブといってもあくまでもちゃんと歌があり
jejus etc.では客席みんな合唱。
MCで「俺はあまり喋らないから、まあ曲を聴いてよ」
みたいなこと言ってたのにもすごく好感が持てた。