2010年7月5日

黄金町と映画



去年の秋あたりから映画がマイブームだ。
正確に言うと、映画館で時間を過ごすことがブームだ。

映画そのものにも興味はあるけど
映画館で観る贅沢感が重要なんだと思う。

単館系を観ることが比較的多いので
渋谷で観ることが多いけど、
横浜の黄金町にもミニシアターがあると知って
行ってみた。

黄金町とか日ノ出町とかあの辺って
風俗街っていうイメージが強くて、
昔はいわゆる青線地帯だったらしい。
実際その映画館に行く途中も
怪しい風俗店が立ち並んでいた。
まあ昼だし閑散としていたけど。

「シネマジャック&ベティ」はかなりわかりにくい場所にあった。
写真では部分的にしか写してないけど
実際は「商店街の一部」という感じ。
自転車で通りかかった近所の人?が写ってるけど。
館内もローカルな感じで良かった。

かつては隣りに「横浜日劇」(1957年開業/2007年取り壊し)もあり
この辺は映画の街だったらしい。
「ジャック&ベティ」も昔は「横浜名画座」という名前で
1991年に現在の状態にリニューアルされた。

寿町とかも濃いけど
横浜の明暗が隣り合っている感じは面白いな~。

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この日観た映画は、エリック・ロメールの
「緑の光線」(1986)。
今年他界したので追悼上映だった。
自分はフランス映画が好きってわけではなく
むしろ退屈することも多いんだけど
ロメールの映画はなぜか全然退屈しない。
淡々としてるんだけど、なんでだろう。

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