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2013年3月31日

Vali Myers

Nightflower: The Life and Art of Vali Myers

昨日タワーブックスでこんな本を見つけた。

ヴァリ・マイヤーズ(1930-2003)という作家を紹介した本で、表紙から窺える本人のルックスも気になるが、中に掲載されているサイケデリックな絵画作品や日記(手書き文字と写真で埋め尽くされたノート)はかなり好み。

ウォーホルやパティ・スミス他、多くのアーティストに影響を与えたそうだけど、代表的な例ではエド・ファン・デア・エルスケンの写真集「セーヌ左岸の恋」の表紙に写っている。あー、この人か!

Love on the Left Bank

上の写真だけだと絵が見られないのでTumblrでまとめてみた。

地上の生活

2012年12月26日

地上の生活 セレクション4

そろそろ今年も終わりなので、Tumblrのまとめをしよう。
Amazonに画像が上がってないアーティスト一覧。
今回はジャンル分けせず、ほぼ時代順に羅列する。
もうこの記事に関しては自分だけ分かればいいので適当です!


Laura Makabresku 写真 少女 背中 鹿

Pavel Odvody 00年代 白黒写真 裸婦

Lilya Corneli 写真 加工

Katrien De Blauwer  コラージュ セピア

Francesco Viscuso セピア 写真 日本語

miss deathwish 写真 眼 花

Cendrine Rovini イラスト 動物 子ども 淡い色

Anita Calero コラージュ 装飾品

Kathrin Ziegler 白黒写真 目隠し

Kerstin Stephan コラージュ セピア ドイツ

Katarzyna Widmanska 写真 ゴス 眠り

lauren treece 写真 影と光 廃墟

Marianna Rothen 写真 窓 薔薇

Hana Davies ポラロイド 組み合わせ

Charles Wilkin コラージュ 顔 洋梨

Vlad Sokolov 落ち葉 椅子

Marc Lagrange モノクロ写真 裸婦 ゴス

Dan May キノコ 象 ファンタジー

Scott Ferry スコット・フェリー ゴス 日本で売れそう


Lara Zankoul 写真 浮遊 マグカップ

christopher conn askew イラスト ゴス ジャパネスク

Steev Burgess コラージュ 詩人

Alexey Golovin 裸婦 布 ビビッド

Alexandra Levasseur 弓 バスルーム 傘

Luis Ricardo Falero 裸婦 浮遊

Nadezhda Illarionova 人魚  彫刻   カエル 動物

Valerie Galloway 写真 アップ オブジェ

Margo Selski 三つ編み 豚

Maria Szollosi ヒョウ 白鳥 裸婦

Aela Labbe 写真 子ども 夕暮れ

Antoine Poupel  馬 アヒル 行列

Noil Klune  半抽象

Isa Marcelli  白黒写真 植物

Jared Joslin  煙突 眠る女

Ilya Zomb 葡萄 シマウマ スフィンクス

Marlo Broekmans 80年代 白黒写真 車輪

Mary Beth Edelson 70年代 オカルト

Raymond Bertrand レイモンド・ベルランド フィクション表紙

Heinz Von Perckhammer   ヴィンテージ さかさま サイン

山本悍右 コラージュ 50年代

José Luis Pajares  50年代 抽象 四角形 青

Milena Pavlovic Barilli  1940 ヴォーグ

Jean Ingelow 20年代 挿絵 舟 白黒

Ernst Philippe Zacharie 19世紀 横たわる裸婦 鳥

Henri Pierre Picou 19世紀 フェアリー 墓 宴

Colette Saint Yves 19世紀 暗黒 写真

Ida Rentoul Outhwaite 挿絵画家 妖精 魔女

Nellie Joshua フェアリー 後ろ姿

Atelier Manasse ヴィンテージ トリッキー

Victor Florence Pollet 月に腰掛ける裸婦

Xan Stark ヴィンテージ 裸婦 見開き本

Bruno Braquehais  ヴィンテージ ヴェールを被った裸婦




2012年12月25日

ヘンリー・ピーチ・ロビンソン

'Fading Away', 1858. Robinson, H P (Henry Peach) from The Science and Society Picture Library (Art Print)

Henry Peach Robinson (1830-1901) はイギリスの写真家。

上に掲載した作品、ひと目見て気に入ってしまったのだが、調べてみたらなかなか面白い背景が見えてきた。

「消えゆく(Fading Away)」(1858年)という題の本作は、なんと5枚のネガを組み合わせた合成写真。
現代人が騙されるクオリティの合成技術だよ、1800年代なのに。
写真における芸術性を追求した「ピクトリアリズム」と呼ばれる流れの代表的作品だが、後に「こんな絵画みたいな写真は写真じゃない!」みたいな感じで猛烈に批判されたそうだ。

写真が今みたいに消費されていない時代、そんな批判が起こるのは必然だったのかもしれない。
けど、2012年のぼくにはとても新鮮に映る。
人物の服装等から古い時代のものと想像がつくのに、全体としては現代的に見えることが不思議なバランスを生んでいる。
合成だと種明かしされても、冷めるどころかますます魅力的だ。


地上の生活




2012年11月30日

ボブ・カルロス・クラーク

The Dark Summer

Bob Carlos Clarke は1950年アイルランド生まれの写真家。

商業写真寄りの作品もあるが、上の画像のような空気のものも多数ある。
特に人工着色した作品は色彩感覚が独特で、神秘的な雰囲気がある。

日本では80年代にトレヴィルから写真集が出たことがあるようだ。

さらにレコード関連で調べると、なんとオジー・オズボーンのこれとか↓
No Rest for the Wicked

ダムドのこれとか↓
Phantasmagoria

なども手がけているそうで、言われてみればなるほどである。
でもバンドのロゴが入っちゃうとかなり雰囲気変わるよね、特にメタル系は(笑)

オジーのジャケットの作品なんてよく見ればかなり好みなんだけど、レコード屋でこれが置いてあってもロゴのせいで素通りしそうだ。

そう言えば、ウィトキンの写真で首が二つ向かい合ってる作品がどこかの知らないバンドのジャケに使われていたけど、思いっきりラウド系のバンドロゴが入っていて残念だった。
ソウデックの写真もそういうのあったな。
イオネスコがスコーピオンズで使われていたのも最近まで気がつかなかったし。

メタルバンドのレコジャケって意外と侮れないですね。


地上の生活

オフィシャルサイト

2012年11月24日

アラーキーの特装本

Nobuyoshi Araki: Bondage

TASCHENから発売されたばかりのアラーキーの写真集"Bondage"の装丁がすごい。

和綴じ本3冊が木の箱に収まったこの画像、ブックデザイン好きとしては見てるだけでわくわくするね。

845部限定で、日本のAmazonでは扱っていない模様。

どんな性格で3冊に分けられたのか?
箱を閉じたときはどんな感じなのか?
箱の内側は布貼りなのか?

…等々、貧乏人は想像を膨らませるのみ(笑)


TASCHENのオフィシャルサイト

2012年11月15日

ジョゼフィン・サカーボ

Pedro Paramo (Wittliff Gallery Series)

josephine sacaboは1944年テキサス生まれの女性写真家。

日本語の情報は少なめ。


オフィシャルサイト

地上の生活


2012年10月30日

ギィ・ルメール

Lust and Pain (French Edition)

最近こんなのばっかだな(笑)

guy lemaire(ギィ・ルメール)はベルギーの写真家。
いずれも絶版だが何冊か写真集を出しているらしい。

詳しく分からないがけど、相馬俊樹著「禁断異系の美術館1」でも紹介されているようなので読んでみるとよさそう。

ところでこの手の写真家を検索していると吉祥寺の古本屋「百年」がよくヒットする。
名前は知ってたけどまだ行ったことがないので気になるな。


地上の生活

イヴァ・リチャード

Yva Richard: L'âge d'or du fétichisme (French Edition)

Yva Richard(イヴァ・リチャード)はパリの伝説的な下着店。
この表紙の左上には、前に投稿したアレクサンドル・デュポイの名が確認できる。
フェティッシュな写真のコレクターである彼が編集に当たったものだと思う。

ちなみにイヴァ・リチャードで検索していたら、鹿島茂の本も出てきた。
著書「パリが愛した娼婦」のカバーに写真が使われているということらしい。

パリが愛した娼婦


地上の生活
コラージュ作家、Georges Hugnet(ジョルジュ・ユニェ)の作品の元ネタになっているのも興味深い。

2012年10月23日

ディエゴ・ウーチテル

Diego Uchitel: Polaroids

Diego Uchitel(ディエゴ・ウーチテル)はブエノスアイレス生まれ、ニューヨークで活動する写真家。

広告写真・ファッション写真を撮る人のようで、それだけなら素通りしてしまったかも知れないが、この作品集は全部ポラロイドなので引っかかった。
プライベートっぽい写真も含まれているし、表紙で見られるようなマスキングテープみたいなのもいい味を出している。

キャリア25年のポラロイドの集大成。

2012年10月22日

アスピディストラフライ

A Little Fable

レコ屋のアンビエントコーナーでひと際目を引く特殊ジャケット。
マットな手触りの紙を繰り抜いた向こうに見える上品なモノクロ写真は、派手ではないが確かな世界観が感じられる。

シンガポールの男女ユニット、アスピディストラフライのアルバムで、音の方はジャケから想像できるようなアンビエント寄りのフォークといった感じかな。
これで中身がノイズだったりしたら面白いんだけどね(笑)

この二人はキッチンという名のデザインスタジオ/レーベルも持っているそうなのでデザインのコンセプトも出しているんだと思うが、本作では日本人の写真家Miu Nozaka(野坂実生)さんの力を借りたとのこと。

こちらのサイトでインタビューが読める。
中身の画像もあってかなり凝ってるのが分かる。


2012年10月20日

セルジュ・ナザリエフ

The Stereoscopic Nude: Der Akt in Der Photographie : Le Nu Stgereoscopique 1850-1930 (Photobook)

Serge Nazarieff (セルジュ・ナザリエフ)は19世紀から20世紀初頭にかけてのヌード写真のコレクター。

この本は2枚の写真から立体的な視覚を生み出す、いわゆるステレオ写真を収録したものだそうだ。
あれって専用の道具を使わなくても、それぞれの目でそれぞれの写真を見ることで立体視が可能だと聞くのだけど、僕はうまくできたた試しがないんだよな(笑)
それはともかく、こんな古い時代に立体写真でしかもヌードって夢があって素敵だ。

何かを作る人に憧れるのと同様に、ほぼ未知の領域を蒐集・紹介するナザリエフのような人にもわくわくさせられる。
ネット時代に入ってそれに近いことが素人でもやりやすくなって楽しいけど、逆にネット上にないものは見過ごされがちでもある。
都築響一さんのように自分の足を使うことも忘れないようにしないとね。

2012年10月3日

デュアン・マイケルズ × バウハウス

In the Flat Field

特別ハマったことはないけど、音楽におけるゴス文化を語るのには絶対に外せないバンド、バウハウス。
「暗闇の天使」という邦題のファーストアルバムのジャケが好きだ。

この写真はデュアン・マイケルズというアメリカの写真家によるもの。
ストーリーを持たせた連続写真のようなシリーズが有名で、人物に動きが感じられるのにとても静かな作品だ。
むしろ思い浮かぶのは死のイメージ。
このジャケの写真もそのシリーズを彷彿とさせるものがある。

ちなみに感じは違うが、ポリスの「シンクロニシティー」も彼の作品だそうで、どっちもUKニューウェイブなのは偶然なのかな。


地上の生活

Duane Michals (Photofile)



2012年9月22日

Alexandre Dupouy

Erotic French Postcards

Alexandre Dupouyは写真家ではなくコレクター。
詳しく分からないがこういうヴィンテージのエロティック写真を集めている人らしい。

日本ではトレヴィルからこの人のコレクションをまとめた「TORTURE GARDEN 拷問天国」という本が出たようだが、今は絶版。
拷問って言うにはちょっと大げさな気がするけどね(笑)
ちなみにネイキッド・シティが原題・邦題共に同名のアルバムを出している。

地上の生活

2012年8月26日

寺山修司の写真展

写真屋・寺山修司―摩訶不思議なファインダー

ポスターハリスギャラリーで「寺山修司幻想写真館-犬神家の人々」を観てきた。

なぜか円山町のホテル街にあるこのギャラリーはなかなか個性的で、過去には谷敦志、恒松正敏、甲秀樹、市場大介、空中線書局などの展示も行っている。

そんな中でも寺山修司は超有名人だけど、様々な顔を持つ彼の写真家としての側面をじっくり見られるのは結構貴重かもしれない。
白黒写真に着色して切手や手書き文を重ねた「偽絵葉書シリーズ」や、「実在しない怪奇映画のスチール写真」等々、遊び心があって楽しい。
写真に登場する人達も耽美な一方、どこか笑える要素がある。

9月2日まで。

入場料500円だけど、今年の初めに見た万有引力の公演「奴婢訓」(寺山作品)のチケットを持ってったら無料にしてもらえた。

ポスターハリスギャラリーHP



上の画像の本は2008年刊の写真集。祖父江慎による造本も素晴らしい。

下の「仮面画報」もビジュアル多めだけど、図鑑のように情報が凝縮されていて、上の写真集とは性格の違った内容。

寺山修司の仮面画報

2012年8月24日

Lillian Bassman

Untitled, c.1950's Art Poster Print by Lillian Bassman, 18x24

リリアン・バスマン(1917-2012)

50~60年代にファッション写真家として活躍。
70年代以降は個人的な制作に以降。
90年代にかつてのファッション写真が再評価された。

今年2月に亡くなったそう。


地上の生活

2012年8月21日

ジョエル=ピーター・ウィトキン 新刊

Joel-Peter Witkin

ウィトキンの今年発売された作品集。

洋書店で見つけたんだけど、ビニールでパッケージングされていて中身はどんな感じなのか分からなかった。

表紙の手書きサインがいいね。

渋谷パルコ地下の本屋は改装中で、洋書ロゴスの位置が変わってしまっていた。


2012年8月9日

デヴィッド・ボウイの写真集

Speed of Life: David Bowie & Masayoshi Sukita

先日のロンドンオリンピックの開会式は、ポール・マッカートニーが歌う終わりの方だけ見たけど、他にもアークティック・モンキーズが演奏したり、BGMに様々な英国ロックが使われた模様。
イギリスの選手団はデヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」に乗って行進したらしい。(ハマりすぎな選曲!)

そんなイギリスの代表的スターのデヴィッド・ボウイ、ここ数年目立った活動がない。
以前はベテランにしては多作な人で、「アワーズ」(2000年)、「ヒーザン」(2002年)、「リアリティ」(2003年)とアルバムを連発したが、それ以降パッタリと姿を消してしまった。

ツイッターでは引退説が流れるし、最近ラジオで聞いた話ではボウイは音楽から興味が離れているとブライアン・イーノが言ってたとか。
ルックスも含めてどういう変化を見せてくれるのか楽しみだったので、このまま消えちゃったら残念だなぁ。太っちゃったりしたらやだな(笑)

今年刊行されたこの写真集 "Speed of Life" はヒストリー的内容で、長年彼の写真を撮ってきた鋤田正義氏の作品。
2003年のリアリティ・ツアーの写真の後、急に2009年に飛び一枚だけ座ってるボウイの写真が確認できる。


2012年7月31日

写真家ミロスラフ・ティッシーの数奇な運命

Miroslav Tichy

Miroslav Tichy(ミロスラフ・ティッシー)

ちょっと変わったチェコの写真家。現在80代。

元々絵画を学んでいたが共産主義政府と衝突し、刑務所やら精神病院に何年も入るハメになる。
その後もホームレスのような生活を送っていたが、その頃に少女を写真に撮りたいという欲望が高まった。

そこでなんと彼はガラクタを使ってカメラを自作!
その自作カメラで木陰かなんかに隠れて少女らの写真を撮る。

それってのぞきなのでは…?という気もするけど、倫理的な話はここでは置いとこう。
超ローテクの自作カメラなだけに写真はどれもぼやけているが、時には自分で「額装」もするそれらの作品は独特で、彼のまなざしを感じる。
(僕は最初Tumblrで写真を見つけ、「額装」にグッときた。彼の事情は後から知った。)

今では高額で取り引きされているそうだけど、本人にとっては不本意じゃないのかなぁ?
写真集もたくさん出ているようで驚いた。


地上の生活
(衝撃の自作カメラの外観も掲載中。)

2012年7月24日

Alison Scarpulla × oOoOO

Our Loving Is Hurting Us

最近レコジャケと写真家に関する投稿ばかりになっていますが。

今回のもたまたま店に並んでいたもので oOoOO という読み方の分からないユニット。
このジャケットの写真を Alison Scarpulla という写真家が担当している。
前にTumblrで見たことある人だった。

この oOoOO 、「ウィッチハウス」という言葉で紹介されていて、最初レーベル名かと思ったんだけど、どうやら新しい音楽ジャンルの名前らしい。
知らないうちに新しい言葉が…!
まあジャンル分け自体はどうでもいいけど、そういう単語を聞くことも増えるのかもしれない。

地上の生活

via monaural.net