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2013年5月19日

John Dickson Batten



 ジョン・ディクソン・バトン(1860-1932) はイギリスの画家。
掲載したのは“Sleeping Beauty: The Princess pricks her Finger” と題された1914年の作品。
童話の挿絵も多く描いていたようだ。


地上の生活


2013年3月31日

Vali Myers

Nightflower: The Life and Art of Vali Myers

昨日タワーブックスでこんな本を見つけた。

ヴァリ・マイヤーズ(1930-2003)という作家を紹介した本で、表紙から窺える本人のルックスも気になるが、中に掲載されているサイケデリックな絵画作品や日記(手書き文字と写真で埋め尽くされたノート)はかなり好み。

ウォーホルやパティ・スミス他、多くのアーティストに影響を与えたそうだけど、代表的な例ではエド・ファン・デア・エルスケンの写真集「セーヌ左岸の恋」の表紙に写っている。あー、この人か!

Love on the Left Bank

上の写真だけだと絵が見られないのでTumblrでまとめてみた。

地上の生活

2013年3月17日

George Yepes/ピストルと心

La Pistola Y El Corazon

Tumblrでは見たことのある画像が流れてくることがよくあるけど、今回はロス・ロボスのアルバム「ピストルと心 (La Pistola Y El Corazón)」の ジャケットを発見。
George Yepes というメキシコの画家によるものだった。
検索しても日本語の情報はなかなか出てこないが、これ以外の作品もドロドロとした雰囲気で面白い。
同じくメキシコの画家であるフリーダ・カーロを描いた作品もある。

ロス・ロボスはメキシコ系アメリカ人によるバンドで、ロックにメキシコ音楽を混ぜたサウンドで30年以上のキャリアを持つ。
僕は「コロッサル・ヘッド」(1996)が愛聴盤だけど、本作はプロデューサーのミッチェル・フルーム&チャド・ブレイクに惹かれた部分が強く、それ以外のものまで掘り下げて聴いたことがない。
「ピストルと心」(1988)はメキシコのトラッドナンバーが多くを占め、民族楽器も使用しているらしい。


地上の生活

George Yepes Official Site

Pierre Mornet

Choses qui font peur

Pierre Mornet(ピエール・モルネ)は1972年生まれのパリのイラストレーター。
最初に何枚か見た時点で物語性を感じたけど、上に掲載した本は絵本なので実際に物語に沿っているようだ。
出てくるのは主にちょっと物憂げな顔の女の子。
ブリっ子してない嫌味のないかわいさを感じる。
着物を着た人物や富士山など、日本を描いた作品があるのも面白い。
KENZOの香水のパッケージに彼の絵が使われたこともあるようだ。


地上の生活


2012年12月26日

地上の生活 セレクション4

そろそろ今年も終わりなので、Tumblrのまとめをしよう。
Amazonに画像が上がってないアーティスト一覧。
今回はジャンル分けせず、ほぼ時代順に羅列する。
もうこの記事に関しては自分だけ分かればいいので適当です!


Laura Makabresku 写真 少女 背中 鹿

Pavel Odvody 00年代 白黒写真 裸婦

Lilya Corneli 写真 加工

Katrien De Blauwer  コラージュ セピア

Francesco Viscuso セピア 写真 日本語

miss deathwish 写真 眼 花

Cendrine Rovini イラスト 動物 子ども 淡い色

Anita Calero コラージュ 装飾品

Kathrin Ziegler 白黒写真 目隠し

Kerstin Stephan コラージュ セピア ドイツ

Katarzyna Widmanska 写真 ゴス 眠り

lauren treece 写真 影と光 廃墟

Marianna Rothen 写真 窓 薔薇

Hana Davies ポラロイド 組み合わせ

Charles Wilkin コラージュ 顔 洋梨

Vlad Sokolov 落ち葉 椅子

Marc Lagrange モノクロ写真 裸婦 ゴス

Dan May キノコ 象 ファンタジー

Scott Ferry スコット・フェリー ゴス 日本で売れそう


Lara Zankoul 写真 浮遊 マグカップ

christopher conn askew イラスト ゴス ジャパネスク

Steev Burgess コラージュ 詩人

Alexey Golovin 裸婦 布 ビビッド

Alexandra Levasseur 弓 バスルーム 傘

Luis Ricardo Falero 裸婦 浮遊

Nadezhda Illarionova 人魚  彫刻   カエル 動物

Valerie Galloway 写真 アップ オブジェ

Margo Selski 三つ編み 豚

Maria Szollosi ヒョウ 白鳥 裸婦

Aela Labbe 写真 子ども 夕暮れ

Antoine Poupel  馬 アヒル 行列

Noil Klune  半抽象

Isa Marcelli  白黒写真 植物

Jared Joslin  煙突 眠る女

Ilya Zomb 葡萄 シマウマ スフィンクス

Marlo Broekmans 80年代 白黒写真 車輪

Mary Beth Edelson 70年代 オカルト

Raymond Bertrand レイモンド・ベルランド フィクション表紙

Heinz Von Perckhammer   ヴィンテージ さかさま サイン

山本悍右 コラージュ 50年代

José Luis Pajares  50年代 抽象 四角形 青

Milena Pavlovic Barilli  1940 ヴォーグ

Jean Ingelow 20年代 挿絵 舟 白黒

Ernst Philippe Zacharie 19世紀 横たわる裸婦 鳥

Henri Pierre Picou 19世紀 フェアリー 墓 宴

Colette Saint Yves 19世紀 暗黒 写真

Ida Rentoul Outhwaite 挿絵画家 妖精 魔女

Nellie Joshua フェアリー 後ろ姿

Atelier Manasse ヴィンテージ トリッキー

Victor Florence Pollet 月に腰掛ける裸婦

Xan Stark ヴィンテージ 裸婦 見開き本

Bruno Braquehais  ヴィンテージ ヴェールを被った裸婦




2012年12月25日

ヘンリー・ピーチ・ロビンソン

'Fading Away', 1858. Robinson, H P (Henry Peach) from The Science and Society Picture Library (Art Print)

Henry Peach Robinson (1830-1901) はイギリスの写真家。

上に掲載した作品、ひと目見て気に入ってしまったのだが、調べてみたらなかなか面白い背景が見えてきた。

「消えゆく(Fading Away)」(1858年)という題の本作は、なんと5枚のネガを組み合わせた合成写真。
現代人が騙されるクオリティの合成技術だよ、1800年代なのに。
写真における芸術性を追求した「ピクトリアリズム」と呼ばれる流れの代表的作品だが、後に「こんな絵画みたいな写真は写真じゃない!」みたいな感じで猛烈に批判されたそうだ。

写真が今みたいに消費されていない時代、そんな批判が起こるのは必然だったのかもしれない。
けど、2012年のぼくにはとても新鮮に映る。
人物の服装等から古い時代のものと想像がつくのに、全体としては現代的に見えることが不思議なバランスを生んでいる。
合成だと種明かしされても、冷めるどころかますます魅力的だ。


地上の生活




アンスター・フィッツジェラルド

The Fairies Banquet John Anster Fitzgerald 1859 - Quality A4 Print

john anster fitzgerald (1819-1906) はビクトリア朝時代のイギリスの妖精画家。


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2012年11月30日

ボブ・カルロス・クラーク

The Dark Summer

Bob Carlos Clarke は1950年アイルランド生まれの写真家。

商業写真寄りの作品もあるが、上の画像のような空気のものも多数ある。
特に人工着色した作品は色彩感覚が独特で、神秘的な雰囲気がある。

日本では80年代にトレヴィルから写真集が出たことがあるようだ。

さらにレコード関連で調べると、なんとオジー・オズボーンのこれとか↓
No Rest for the Wicked

ダムドのこれとか↓
Phantasmagoria

なども手がけているそうで、言われてみればなるほどである。
でもバンドのロゴが入っちゃうとかなり雰囲気変わるよね、特にメタル系は(笑)

オジーのジャケットの作品なんてよく見ればかなり好みなんだけど、レコード屋でこれが置いてあってもロゴのせいで素通りしそうだ。

そう言えば、ウィトキンの写真で首が二つ向かい合ってる作品がどこかの知らないバンドのジャケに使われていたけど、思いっきりラウド系のバンドロゴが入っていて残念だった。
ソウデックの写真もそういうのあったな。
イオネスコがスコーピオンズで使われていたのも最近まで気がつかなかったし。

メタルバンドのレコジャケって意外と侮れないですね。


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オフィシャルサイト

2012年11月17日

エロール・ル・カイン

キューピッドとプシケー

Errol le cain (1914-1989) は絵本作家。

シンガポールで生まれ、少年時代に日本、香港、サイゴン、インド等を訪れた。
彼の絵からは東洋と西洋の両方の影響が見られる。

多くの日本人は西洋からの影響に偏りがちで、僕もそうなので見習いたいところ。
そうやって東洋を意識するとわざとらしくなりそうだけどね。
子ども時代の体験というのは自然に消化されているから表現として強いのだろう。

日本語訳が多数出ていてカラフルな色彩が目を引くものが多いが、ここではあえて白黒の作品を掲載。
ちょっとビアズリーを思い出した。


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2012年11月15日

ジョゼフィン・サカーボ

Pedro Paramo (Wittliff Gallery Series)

josephine sacaboは1944年テキサス生まれの女性写真家。

日本語の情報は少なめ。


オフィシャルサイト

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2012年11月10日

アンリ・アドリアン・タヌー

A3 Box Canvas 30cm x 42cm Tanoux Adrien Henri L Odalisque

Adrien Henri Tanoux (1865-1923)はフランスの画家。

この絵で見られる暗めの色調と、横たわった女というモチーフは僕の好みだけど、初期は農村で働く女性を描いた明るい色の絵が多かったようだ。


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2012年10月30日

ギィ・ルメール

Lust and Pain (French Edition)

最近こんなのばっかだな(笑)

guy lemaire(ギィ・ルメール)はベルギーの写真家。
いずれも絶版だが何冊か写真集を出しているらしい。

詳しく分からないがけど、相馬俊樹著「禁断異系の美術館1」でも紹介されているようなので読んでみるとよさそう。

ところでこの手の写真家を検索していると吉祥寺の古本屋「百年」がよくヒットする。
名前は知ってたけどまだ行ったことがないので気になるな。


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イヴァ・リチャード

Yva Richard: L'âge d'or du fétichisme (French Edition)

Yva Richard(イヴァ・リチャード)はパリの伝説的な下着店。
この表紙の左上には、前に投稿したアレクサンドル・デュポイの名が確認できる。
フェティッシュな写真のコレクターである彼が編集に当たったものだと思う。

ちなみにイヴァ・リチャードで検索していたら、鹿島茂の本も出てきた。
著書「パリが愛した娼婦」のカバーに写真が使われているということらしい。

パリが愛した娼婦


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コラージュ作家、Georges Hugnet(ジョルジュ・ユニェ)の作品の元ネタになっているのも興味深い。

2012年9月22日

オマール・ガリアーニ

Omar Galliani

Omar Galliani(オマール・ガリアーニ)はイタリアの画家。

色彩が好みなんだけど、これまた情報が足りない。
検索するとワインのラベルの画像が出てくるのだが、世界のアーティストから選ばれたと書いてあったので、同一人物によるデザイン…なのかな?
ラベルデザインだからかタッチは違うのだけど。

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Alexandre Dupouy

Erotic French Postcards

Alexandre Dupouyは写真家ではなくコレクター。
詳しく分からないがこういうヴィンテージのエロティック写真を集めている人らしい。

日本ではトレヴィルからこの人のコレクションをまとめた「TORTURE GARDEN 拷問天国」という本が出たようだが、今は絶版。
拷問って言うにはちょっと大げさな気がするけどね(笑)
ちなみにネイキッド・シティが原題・邦題共に同名のアルバムを出している。

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2012年8月24日

Lillian Bassman

Untitled, c.1950's Art Poster Print by Lillian Bassman, 18x24

リリアン・バスマン(1917-2012)

50~60年代にファッション写真家として活躍。
70年代以降は個人的な制作に以降。
90年代にかつてのファッション写真が再評価された。

今年2月に亡くなったそう。


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2012年8月9日

Paul Wunderlich × 倉橋由美子

アマノン国往還記 (新潮文庫)

久しぶりに図書館に行って見つけた装画。
あったのは同タイトルの箱入りの単行本だったけど絵は同じものだった。
発行は昭和61年となっていたが、後に出たこの文庫も既に絶版の様子。

この絵の作者はPaul Wunderlich(ポール・ヴンダーリッヒ/パウル・ウンダーリッヒ) というドイツの画家。1927年生まれ。
驚いたことに前にTumblrで見つけた写真家Karin Szekessy(カリン・シェケシー)はこの人の奥さんなんだって。
好きなものはリンクするなぁ。

倉橋由美子の本は読んだことがないのだけど装画に好みのものがやたら多く、しかも比較的マニアックな画家の作品を起用しているようだ。


地上の生活:Paul Wunderlich

地上の生活:Karin Szekessy

2012年8月5日

Jan Toorop

Jan Toorop (The Three Brides) Art Poster Print - 13x19

岐阜ではもうひとつ、岐阜県美術館で「象徴派 夢幻美の使徒たち-世紀末芸術の巨匠たち」を観た。

モロー、クノップフ、デルヴィル、クリンガー、ルドン、ドニ、ビアズリー、ガレ、ロダン等、充実した内容。

当然知らない画家もいて、ジョルジュ・デヴァリエールという人とヤン・トーロップという人の絵が気に入った。

上の画像はヤン・トーロップ(展示作品とは別物だけど)。


岐阜県美術館

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2012年7月31日

写真家ミロスラフ・ティッシーの数奇な運命

Miroslav Tichy

Miroslav Tichy(ミロスラフ・ティッシー)

ちょっと変わったチェコの写真家。現在80代。

元々絵画を学んでいたが共産主義政府と衝突し、刑務所やら精神病院に何年も入るハメになる。
その後もホームレスのような生活を送っていたが、その頃に少女を写真に撮りたいという欲望が高まった。

そこでなんと彼はガラクタを使ってカメラを自作!
その自作カメラで木陰かなんかに隠れて少女らの写真を撮る。

それってのぞきなのでは…?という気もするけど、倫理的な話はここでは置いとこう。
超ローテクの自作カメラなだけに写真はどれもぼやけているが、時には自分で「額装」もするそれらの作品は独特で、彼のまなざしを感じる。
(僕は最初Tumblrで写真を見つけ、「額装」にグッときた。彼の事情は後から知った。)

今では高額で取り引きされているそうだけど、本人にとっては不本意じゃないのかなぁ?
写真集もたくさん出ているようで驚いた。


地上の生活
(衝撃の自作カメラの外観も掲載中。)