2013年3月27日

Neil Young & Crazy Horse / Psychedelic Pill

サイケデリック・ピル

有名なアーティストについてわざわざ書いてもしょうがないというか、書く気があんまり起きないのだけど、今回はちょっと興奮気味なので書いてしまう。

この爆音!
音がでかいだけなら他にもたくさんいるけど、ニール&クレージーホースの爆音は聴いて判別できるくらい独特だ(昔ルー・リードもニールのギターを絶賛してた)。
でも00年代に入ってからはなかなか聴く機会がなく、ニールのソロアルバムは毎回よかったものの、あの爆音が聴けないのはちょっと寂しいと思っていた。
クレイジー・ホース名義では2003年に"greendale"を出しているが、あの時はもう一人のギターのポンチョがなぜか不参加だったこともあり爆音まで至らず(当時ニールは「シンプルなものにしたかった」と言っていた)、ポンチョも参加したクレージーホースのアルバムは1996年の"Broken Arrow"以来なのだ。
待っていた音がようやく届いた。
8曲目"walk like a giant"の終盤では雷鳴のような轟音!
最初は曲が長すぎて(20分超の曲もあり、全8曲なのにCD2枚組)ちょっとなぁ…という気もしたけど、実際聴いてみれば苦にならないし、メロディーメーカーとしてもここ数年の中で冴えている気がする。
入門編としてはお薦めできないけど(笑)ライブを観たいな。



ところでニールの曲は多くのミュージシャンにカバーされている。
若い人に人気のミュージシャンで言うと、オアシスが"Hey Hey, My My"をやってるし(ライブ盤に入っている)、トム・ヨークは"After the Goldrush"の弾き語りをしたことがある。
にも関わらず彼らのファンはあまり関心がなさそうなんだよな。

他にも、デヴィッド・ボウイは"I've been waiting for you"を、ピクシーズは"Winterlong"を、パティ・スミスは"Helpless"を、パール・ジャムは"fuckin' up"を、カサンドラ・ウィルソンは"Harvest Moon"を、ジス・モータル・コイルは"We never danced"を…(まだまだあってキリがない!)

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