2010年2月28日

記事

現代における「ベストセラー」商品の消費者が、じつはきわめて狭い閉鎖領域に囲い込まれた、一種の「マイノリティ」と呼ばれるべき人たちである可能性はきわめて高い。比ゆ的に表現するならば、20世紀という「大量生産・大量消費」の時代を象徴する氷山の大半はすでに海に溶け出しているにもかかわらず、最後まで溶けずに残っている頑固な氷塊のようにして、いまなお「数百万」という単位の人々が、「20世紀」の中に取り残されているのではないだろうか。
これらの「数百万人」の人々のことを、はたして現代の「大衆」と呼ぶべきだろうか。「量」を質や力に転換できない以上、彼らは決して「多数派」ではありえない。個々人としていかに少数派の悲哀を叫ぼうとも、数千部しか刷られない本を読み、数百~数千枚しかリリースされないCDを聴くことで満足できる洗練された趣味を持つ人たちのほうこそ、総体としては社会の「多数派」といえるだろう。なぜなら彼らの多くは、メディア業界の中におり、あるいはその外部にいるとしても、みずから声を発する手段を持っているからだ。
(仲俣暁生 「大衆」の時代の終わりに「リトル・ピープル」はどこにいる?/ミュージックマガジン2月号)
この記事は印象に残った。
00年代ってなんだったんだろうというもやもやした感じが最近なくなりつつある。

2010年2月21日

合田佐和子展のDM



DMが来た。
3/1から3/20まで京橋のギャラリー椿で。

銀座、京橋はあまり行かないんだけど
貴重なDMをもらえて嬉しい。

03年の松濤美術館での回顧展がすばらしく、
カタログを買わなかったことを悔やんでいる。

廃品を使った毒々しいオブジェがあったりする一方
この画像のような透明感のある絵も作る
バランスが面白い。

また大規模な展示やってくれないかな。

2010年2月14日

Lisa Germano

B00000IAH9Happiness/Inconsiderate Bitch EP
Lisa Germano
4AD 1999-05-18

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B000004B9WGeek the Girl
Lisa Germano
CAD 1994-10-25

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B00000IAHDExcerpts From a Love Circus
Lisa Germano
Warner Bros. 1999-06-08

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B000007SRNSlide
Lisa Germano
4AD 1998-07-21

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B000QUTSCULullaby for Liquid Pig
Lisa Germano
Young God 2007-06-26

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去年暮れに200円セールでv23デザインの③を発見した。
4ADのアーティストは大体知っているつもりだったが、
この人はそれまでしらなかった。

音的には派手さや新しさはないが
センスのいいシンガーソングライターといった感じ。
実際、33歳でソロデビューする以前は
多くの大物のツアーやレコーディングに参加していたよう。

④を最後に4ADを離れ、
⑤は別のレーベルからなのでデザイナーは違うと思うが
なかなかかっこいいジャケなので掲載。

噂によるともう引退してるみたいだが。

オフィシャルHPもv23によるデザインで美しい。

リサ・ジャーメイノ、と表記すると発音に近いとのこと。


2010年1月24日

2009年12月27日

新作


















 

年に一冊本を作ることを自分に課しているのだけど
正直今年はネタ切れでもうダメかも、と思っていた。
何かを続けるということは本当に大変だなと思う。

しかし意地もあって、暮れになって小さな本を作った。
まあいわゆる本の形ではないけど自分にとっては本。

今回はコラージュやスケッチを集めたものではなく、
いろんなところから切り取ったイメージを
ひとつづつカードにしただけで、計37枚を袋に収めた形にした。

上の写真は袋を閉じた状態。

袋を開けると中からカードが↓












































































                                              全部並べるとこんな感じ↓

 













並べ方はあえて決めていない。
今の僕にはじっくり構成をしたコラージュを作るより
こういうスタイルがいいみたい。
  
本当はこれが1万枚くらいあるといいなと思ってるけど
気張ると挫折しそうなので、とりあえず37枚で区切ってみた。
箱じゃなくて袋にしたのも、敷居を低くしたかったから。
   
なお、袋にプリントしたのは前にノートに書き写した詞で
特にこの外装のために書いたものではない。
なんとなく使ってみた。
 
 
去年のドローイングからまた一転したけど、
この流れは間違っていないとは思う。

2009年11月13日

DEBORAH TURBEVILLE(デボラ・ターバヴィル)

3865214525Deborah Turbeville: Past Imperfect
Deborah Turbeville
Steidl 2008-11-05

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0847832198Casa No Name
Rizzoli 2009-04-14

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2843237238Nostalgia
Editions Assouline 2009-12-30

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0385158467Unseen Versailles
Doubleday 1982-02

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0821222589Studio St. Petersburg
Bulfinch Pr 1997-10

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たまたま洋書屋でpast imperfectという作品集を見かけた。
一番上の画像とは違った表紙だったと思う。
セピア調で退廃的な雰囲気の写真がページ一面に出たり
何枚も並べてテープで貼ったようなページがあったり。
手書き文字が入ったりしてるのも好みの感じだった。

この他に日本では、85年に「過去を旅する女たち」
96年に「聖マリア・キャンデラリアの旅」という2冊が
PARCO出版から出たことがあるらしい。

前者には当時パルコのキャンペーンに使われた写真が
収録されているらしい。
80年代に奇妙な憧れがある自分は思いを巡らせてしまう。

で今度はパルコのことを調べると
72年に渋谷店が開店(思ってたより昔だな)したことが
新宿から渋谷へと若者文化が移る転換期になった。
そして80年代の伝説(?)雑誌「ビックリハウス」を出していたのがPARCO出版。

前に小西康陽がインタビューで「西武文化は目の上のタンコブだった」
みたいな発言をしていたけど、
昔はこういう拠点があって、まとまった動きみたいなのがあった。
ネット時代になってそれもなくなってきたのかな。

そして、これを書いてる間に、
上記の写真集を見つけた本屋は渋谷パルコ内だったことに気付いた。
なんだか連想ゲームみたくなってしまった。

しかし、自分が幼少期だった時代への特別な関心
は一体なんなんだろうか。

2009年11月1日

妄想本棚は続く

3865217893

Polaroids
Robert Frank
Steidl 2009-10

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コンパクトなサイズの写真集で、ホチキスどめの小冊子7冊組という形態に目をひかれる。
タイトル通り、全部ポラロイド写真。
写真の暗めの都会的な雰囲気は好きだけど、
造本は中途半端な印象ではある。
箱がペラペラだったり、中身の写真部分が全部コーティングされてたりして
豪華なんだかチープなんだか・・。
本屋では5~6千円したけどアマゾンだとずいぶん違うもんだな。

0500543143Candida Hofer : Libraries
Thames & Hudson Ltd 2005-10

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カンディダ・ヘーファーによる世界中の図書館を撮影した大型写真集。
表紙のような荘厳な雰囲気が貫かれており、
人は全然写ってない。すごい緊張感。
人の部屋の雑然とした本棚を見るのも楽しいけど、
これはこれで別の面白さがあある。

3836516594Peter Beard 2010 Calendar (Taschen Deluxe Diaries)
Peter Beard
Taschen 2009-08

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来年のカレンダーが出回っているけど、
ピーター・ビアードのものがあってちょっと意外だった。
いつ見てもかっこいい。