2012年8月26日
寺山修司の写真展
ポスターハリスギャラリーで「寺山修司幻想写真館-犬神家の人々」を観てきた。
なぜか円山町のホテル街にあるこのギャラリーはなかなか個性的で、過去には谷敦志、恒松正敏、甲秀樹、市場大介、空中線書局などの展示も行っている。
そんな中でも寺山修司は超有名人だけど、様々な顔を持つ彼の写真家としての側面をじっくり見られるのは結構貴重かもしれない。
白黒写真に着色して切手や手書き文を重ねた「偽絵葉書シリーズ」や、「実在しない怪奇映画のスチール写真」等々、遊び心があって楽しい。
写真に登場する人達も耽美な一方、どこか笑える要素がある。
9月2日まで。
入場料500円だけど、今年の初めに見た万有引力の公演「奴婢訓」(寺山作品)のチケットを持ってったら無料にしてもらえた。
ポスターハリスギャラリーHP
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上の画像の本は2008年刊の写真集。祖父江慎による造本も素晴らしい。
下の「仮面画報」もビジュアル多めだけど、図鑑のように情報が凝縮されていて、上の写真集とは性格の違った内容。
2012年8月24日
Lillian Bassman
リリアン・バスマン(1917-2012)
50~60年代にファッション写真家として活躍。
70年代以降は個人的な制作に以降。
90年代にかつてのファッション写真が再評価された。
今年2月に亡くなったそう。
地上の生活
2012年8月22日
デッド・カン・ダンス新作
デッド・カン・ダンスの16年ぶりのアルバム「アナスタシス」が出た。
レコード店内でたまたまかかっていて凄くかっこよかった。
世界各地の音楽、中世のメロディ、バロック、電子音といった様々な音楽要素と耽美な世界観が健在。
枯れた向日葵のジャケットと共に、音楽的にも夏の終わりに合いそうな感じがする。
日本盤が本日発売。(今回は4ADからじゃないみたい。)
ここで試聴可
2012年8月21日
ジョエル=ピーター・ウィトキン 新刊
2012年8月20日
面影ラッキーホール@WWW
面影ラッキーホールのアルバム発売&20周年記念ライブに行ってきた。
このブログに書くとすごく浮いてる感じがするけど(笑)
CDで聴いてばかりで生で聴いたことがなかったので、今回初のライブ参加。
一体どんな人達がこんな極端な音楽聴くの?と思ってたけど、ごく普通な感じだった。
年齢層は幅広いし性別も偏りなく、振り付け覚えて盛り上がる女性ファンの姿も多数。
とは言え一般的にはお薦めしにくいし、ぼくなんかが語るのも野暮な感じがするので…以下セットリストだけ。(曲順は間違ってるかも)
■
コモエスタNTR
私が車椅子になっても
パチンコやってる間に生まれて間もない娘を車の中で死なせた…、夏
好きな男の名前 腕にコンパスの針で書いた
wet
あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて
ピロートーク タガログ語
今夜、巣鴨で
ゴムまり
おかあさんといっしょう
セカンドのラブ
コレがコレなもんで
四つん這いスウィーツ
ベジタブルぶる~す
俺のせいで甲子園に行けなかった
東京(じゃ)ナイトクラブ(は)
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とにかく楽しいライブでした。
2012年8月15日
This Mortal Coil 再発
It'll End in Tears:涙の終結(84年)
Filigree & Shadow:銀細工とシャドー(86年)
Blood:激情(91年)
去年、これら3枚に未発表曲集を加えたボックスが出たんだけど、それのバラ売りらしい。
ボックス向けに統一感を持たせるためか、それぞれデザインが若干変わっている。
結局、未発表曲集(ニール・ヤングの"We Never Danced"のカバーが入ってる!)はボックスでしか聴けないわけだが、価格が既に高騰していて驚いた。
どうも日本では入手困難だったみたいで、ぼくも現物をまだ見ていない。
後追い世代なのでそれほど深い思い入れはないけど、ティム・バックリー等のパンク以前の曲を多くカバーしているのが興味深い。
個人的にはBloodに収録されている日本語の詩を日本人女性が朗読する曲が好きだな。
ジス・モータル・コイルという謎めいた名前はシェークスピアの戯曲「ハムレット」からの引用で、「浮世の煩わしさ」という意味だとか。
2012年8月9日
デヴィッド・ボウイの写真集
先日のロンドンオリンピックの開会式は、ポール・マッカートニーが歌う終わりの方だけ見たけど、他にもアークティック・モンキーズが演奏したり、BGMに様々な英国ロックが使われた模様。
イギリスの選手団はデヴィッド・ボウイの「ヒーローズ」に乗って行進したらしい。(ハマりすぎな選曲!)
そんなイギリスの代表的スターのデヴィッド・ボウイ、ここ数年目立った活動がない。
以前はベテランにしては多作な人で、「アワーズ」(2000年)、「ヒーザン」(2002年)、「リアリティ」(2003年)とアルバムを連発したが、それ以降パッタリと姿を消してしまった。
ツイッターでは引退説が流れるし、最近ラジオで聞いた話ではボウイは音楽から興味が離れているとブライアン・イーノが言ってたとか。
ルックスも含めてどういう変化を見せてくれるのか楽しみだったので、このまま消えちゃったら残念だなぁ。太っちゃったりしたらやだな(笑)
今年刊行されたこの写真集 "Speed of Life" はヒストリー的内容で、長年彼の写真を撮ってきた鋤田正義氏の作品。
2003年のリアリティ・ツアーの写真の後、急に2009年に飛び一枚だけ座ってるボウイの写真が確認できる。
Paul Wunderlich × 倉橋由美子
久しぶりに図書館に行って見つけた装画。
あったのは同タイトルの箱入りの単行本だったけど絵は同じものだった。
発行は昭和61年となっていたが、後に出たこの文庫も既に絶版の様子。
この絵の作者はPaul Wunderlich(ポール・ヴンダーリッヒ/パウル・ウンダーリッヒ) というドイツの画家。1927年生まれ。
驚いたことに前にTumblrで見つけた写真家Karin Szekessy(カリン・シェケシー)はこの人の奥さんなんだって。
好きなものはリンクするなぁ。
倉橋由美子の本は読んだことがないのだけど装画に好みのものがやたら多く、しかも比較的マニアックな画家の作品を起用しているようだ。
地上の生活:Paul Wunderlich
地上の生活:Karin Szekessy
2012年8月5日
Jan Toorop
養老天命反転地
岐阜県にある養老天命反転地に行ってきた。
ここは、前衛的な建築家である荒川修作と詩人のマドリン・ギンズが構想したテーマパークで、昔から行ってみたかった所。
水平な所がひとつもない、すべてが斜面で構成されたシュールな空間!
入口でヘルメットを貸し出しているのも納得だ。
説明するのは非常に難しいし、携帯で撮ったショボい写真を載せてもますます訳が分からなくなりそうなので、公式HPを見てほしい。
でもHPは写真が少なめなのでイメージを掴むにはグーグルの画像検索が一番よさそう。
ひと言で言えば霊的な感じだった。生と死の間にいるような。
でもアスレチックっぽいので子どもにもおすすめです!
*
ちなみにこの場所を初めて知ったのは多分、96年頃のミュージックマガジンだったと思う。
(実際に足を運ぶまで16年もかかったってことか…笑)
サーストン・ムーア(ソニック・ユース)のインタビュー記事で、インタビュアー(誰だか忘れた)がサーストンに当時オープンしたばかりの養老天命反転地のチケットをプレゼントしたんだ。
この記事は、ソニック・ユースと現代美術の関係を掘り下げるというユニークなものだった。
インタビュアー誰だったかなあ?
ここは、前衛的な建築家である荒川修作と詩人のマドリン・ギンズが構想したテーマパークで、昔から行ってみたかった所。
水平な所がひとつもない、すべてが斜面で構成されたシュールな空間!
入口でヘルメットを貸し出しているのも納得だ。
説明するのは非常に難しいし、携帯で撮ったショボい写真を載せてもますます訳が分からなくなりそうなので、公式HPを見てほしい。
でもHPは写真が少なめなのでイメージを掴むにはグーグルの画像検索が一番よさそう。
ひと言で言えば霊的な感じだった。生と死の間にいるような。
でもアスレチックっぽいので子どもにもおすすめです!
*
ちなみにこの場所を初めて知ったのは多分、96年頃のミュージックマガジンだったと思う。
(実際に足を運ぶまで16年もかかったってことか…笑)
サーストン・ムーア(ソニック・ユース)のインタビュー記事で、インタビュアー(誰だか忘れた)がサーストンに当時オープンしたばかりの養老天命反転地のチケットをプレゼントしたんだ。
この記事は、ソニック・ユースと現代美術の関係を掘り下げるというユニークなものだった。
インタビュアー誰だったかなあ?
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