来月に新作を発表するナイン・インチ・ネイルズ。デヴィッド・リンチによる新曲PVやフジロックでの来日も話題になったが、アルバムのアートワークをRussell Mills(ラッセル・ミルズ)が担当している。
ラッセル・ミルズはNINの出世作The Downward Spiral(1994)のカバーアートも手掛けていたイギリスの画家。僕は大竹伸朗経由で知って長年好きなんだけど、あまり人から共感してもらえたことがない。深く暗い色彩と土のようなザラッとした質感、廃材や古書まで取り込むコラージュ的要素はとても感性に響いてくるのだけど。
今回のNINのジャケは4種類あり、掲載画像は上からCD通常盤、CDデラックス盤、アナログ盤。(この他にダウンロード版がある。)
プレイヤー持ってないのにアナログ盤が欲しくなる(笑)
ラッセル・ミルズの画集は今はなき京都書院から出たことがあり、多分日本ではこれが唯一だと思う。都築響一が編集していた美術全集ArT RANDOMのシリーズでIan Waitonとのカップリングだった。大事にしている一冊。
どんな絵でもそうだが、こういうのは特にPCの画面だと伝わりにくい気がする。
実物の作品は武満徹関連の企画展で一度だけ観たことがあるけど、また観る機会があるといいな。
http://www.russellmills.com/
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