来月に新作を発表するナイン・インチ・ネイルズ。デヴィッド・リンチによる新曲PVやフジロックでの来日も話題になったが、アルバムのアートワークをRussell Mills(ラッセル・ミルズ)が担当している。
ラッセル・ミルズはNINの出世作The Downward Spiral(1994)のカバーアートも手掛けていたイギリスの画家。僕は大竹伸朗経由で知って長年好きなんだけど、あまり人から共感してもらえたことがない。深く暗い色彩と土のようなザラッとした質感、廃材や古書まで取り込むコラージュ的要素はとても感性に響いてくるのだけど。
今回のNINのジャケは4種類あり、掲載画像は上からCD通常盤、CDデラックス盤、アナログ盤。(この他にダウンロード版がある。)
プレイヤー持ってないのにアナログ盤が欲しくなる(笑)
ラッセル・ミルズの画集は今はなき京都書院から出たことがあり、多分日本ではこれが唯一だと思う。都築響一が編集していた美術全集ArT RANDOMのシリーズでIan Waitonとのカップリングだった。大事にしている一冊。
どんな絵でもそうだが、こういうのは特にPCの画面だと伝わりにくい気がする。
実物の作品は武満徹関連の企画展で一度だけ観たことがあるけど、また観る機会があるといいな。
http://www.russellmills.com/
2013年8月20日
2013年8月3日
FUJI ROCK FESTIVAL 13
2年ぶりに苗場に行ってきた。
今回で6回目だが、過去5回を共にした友人が参加できず、ついに一人で参加。
と言っても会場では殆ど別行動だったから大した変わりもなく、二人用のテントもなんとか一人で完成。テント完成後の大雨もいつものことなので落胆することもない。
知ってるバンドがひとつもない前夜祭で、同じく一人で3日間来てるという女性と話した。一人参加者結構いるじゃないか!
7/26(金)
会場内のいたる所にいた蛍光ウサギ。BOYS DON'T CRYって書いてある・・・。
ROUTE 17 Rock‘n’Roll ORCHESTRA @ GREEN STAGE
この日の為に結成されたスーパーバンドで、ゲストボーカルがトータス松本、甲本ヒロト、大江慎也、仲井戸麗市と順番に登場。モダンラヴァーズのTシャツを来たヒロトが歌うYMCAの時が会場的には一番盛り上がったが、チャボが歌ったHey Hey,My My (Neil Young)の日本語バージョンにグッと来た。「燃え尽きたいぜ/消えちまう前に」って歌ってたな。この曲のイントロでフジロック初登場のヤマジカズヒデがモニターに映ったのは感慨深い。dipでも呼んで欲しいな。(フジは日本人のセレクトが偏り過ぎだと思う。)
PEPPERTONES @ RED MARQUEE
全く知らなかった韓国のバンドで客席ガラガラだったけど、とても完成されたポップバンド。歌詞は分からないけどメロディーのセンスがいい。でも女性受けしそうなルックスだし、日本で売るとしたらKポップのくくりにされるんだろうねやっぱり。
あがた森魚 @ ORANGE COURT
後半部分をちらっと見た。ゆるい雰囲気で昼間のオレンジコートに合ってる。一度もはまったことはないのだけど、「可愛いあの娘と踊った場所も今は場末のビリヤード」等の歌詞に感じるものがあった。
LOCAL NATIVES @ RED MARQUEE
結構よかったはずなんだけど、もう殆ど忘れてしまった(笑) ブルックリンのバンド達に通じる感じだった記憶が。
MY BLOODY VALENTINE @ GREEN STAGE
昨年のリマスター再発と年明けの新作発表&来日、となぜか最近やる気満々のマイブラ。わりと前の方で観たのにそれほど爆音じゃなかったし、そのわりにボーカル音が埋もれて聴き取りにくく正直少し残念だったかな。でも好きです。新作からも勿論やっていてonly tomorrow はお気に入りの曲。Lovelessと比べて批判するのは野暮だよな。
TAME IMPALA @ RED MARQUEE
始めの方を見たんだけど、これも記憶が(笑) 忘れるということは良くも悪くもなかったんだろうな、自分の中では。
NINE INCH NAILS @ GREEN STAGE
トレント・レズナーのソロでのサントラ制作やHow to Destroy Angelsが新鮮だったので、今回のNIN復活には微妙なものを感じてしまう。NIN続けてもマンネリになりそうだもん。とは言えライブを見るのは初めてなので期待は高まったし流石の内容だった。音楽的なキレの良さに加えて演出の凝りようが凄い。真っ暗のステージにメンバーが1人ずつ出てくるオープニング。ステージ上を移動する数枚のパネルがあの手この手で曲ごとに多様なデザインを作り出す。モニターは一切使わず、金かけてるだけではない洗練された作品に思えた。最後、名曲HURTと横長のモノクロ映像の調和が特に美しかった。
7/27(土)
カール・ハイド演奏時のグリーンステージ
前野健太とソープランダーズ @ FEILD OF HEAVEN
以前試聴したことがあって、ちょっと癖のある人くらいの印象しか持っていなかったけど、今回ライブを観て泣きそうになってしまった。孤独をリアルに描き出した歌詞にすごく共感するし、それを歌う本人の本気度が半端じゃない。この人の戦ってる感じはライブでなければ感じ取れなかった。泣かせるばかりでもなく、トークで笑わせたり変なダンスナンバーがあったりもするが、どれも濃い。ボブ・ディランを意識したような髪型とサングラスにも好感が持てるし。ナメたネーミングのバンドメンバーはジム・オルーク、石橋英子、須藤俊明、山本達久と超豪華なので演奏も素晴らしかった。
ROCKET FROM THE CRYPT @ WHITE STAGE
90年代のオルタナバンドの再結成組。基本はパンクでとにかくテンションが高いがサックスが入ったり、どことなくカントリー的な陽気さを感じさせる。面白いバンドだけど、自分との相性はいまひとつだったかな。
DARKSTAR @ RED MARQUEE
ロンドン発のエレクトロニックもの。丸く収まりすぎというか、予想した音しか聴けなかった印象。
KARL HYDE @ GREEN STAGE
アンダーワールドの片割れがソロで登場。ゆったりした曲が多く、雨上がりの夕暮れのグリーンステージをいい雰囲気にしてくれた。
BJORK @ GREEN STAGE
グリーンステージ後方の通路まで埋まりそうな勢いの人気。多くの人は、曲はそんなに知らないけどビョークというアイコン、森の精霊が苗場に降り立つのを拝みにきたという感じじゃないだろうか。聖歌隊のような10人ほどのコーラスグループが全曲にわたって参加し、これが電子音との二面性を出しているのがよかった。前半はBiophiliaの曲中心。Hidden Placeでのヒトデの映像等あったもののモニターにステージの様子は映らず。僕の位置からは小さくしか見えなかったけど、ビョークのなんとも可愛らしい動きとコーラスグループの踊りは躍動感あり。チケット2万超えという単独公演はどうなるのだろう。
KENSINGTON HILLBILLYS @ 苗場食堂
数年前にも同じ場所で観たことがあるカントリーバンド。電子音ばかり聴いてきたので和む。と言いつつ泥沼の客席は異様な盛り上がりで、クラッシュのカバーもやっていた。こんな小さいステージによく出てくれるなあ。このバンドはもう毎年出てもらったらいいんじゃないだろうか。
7/28(日)
キュアー開演前のグリーンステージ
YO LA TENGO @ GREEN STAGE
裏のDIIVも気になるなあと思いながらも眠くてあまり集中できず。新作を聴いてからの方がよかったかもしれない。
DAUGHTER @ RED MARQUEE
4AD所属のドリームポップ3人組。XXやビーチハウスなんかと比べると個性は薄いが、こういう音の海みたいな状態の中にいると落ち着く。
WILKO JOHNSON @ GREEN STAGE
膵臓がんの治療を受けず、残りの人生をライブに捧げると発表したウィルコ・ジョンソン。僕もこれが最後だろうという理由で観に行ったうちの一人だけど、予想以上の人が集まっていて驚き。ひねりなしの元気なロックンロールでたくさんの人が踊っていて楽しかった。
HAIM @ RED MARQUEE
カリフォルニア出身の三姉妹。最初の数曲しか観れなかったが、音楽的な引き出しの多さがまずあって、しかもポップで元気。できれば最後まで観たかったな。
SAVAGES @ WHITE STAGE
期待の新人ポストパンクバンド。スージー・スーを思わせる女性ボーカルの目つきや歌い方、骨太なベースとドラムにサイケなギター。限りなくニューウェイブに直結している。セカンドアルバム以降がどうなるのだろうか。今年最大の激しい豪雨に見舞われたが最後まで演奏。
LOTUS @ FEILD OF HEAVEN
観るつもりはなかったけど休んでるときにずっと聞こえてきたエレクトリック・ジャムバンド。一部、軍艦マーチのような勇ましいメロディーがあってそこだけやたら印象に残った。
THE CURE @ GREEN STAGE
個人的に観ないと一生後悔するレベルのバンドが3日間の最後に登場。07年の時が最後の来日かと思ったらまさかまた来てくれるとは。前回はキーボードがいない4人編成だったことに不満の声もあったが(と言っても僕自身は初のキュアーに夢中で全然冷静じゃなかったため、そういう感想は持たなかった。Close To Meでちょっと寂しく感じたくらい。)今回はキーボード入りの5人編成。
オープニングPlainsongのイントロでしばらくステージ端に佇んでいたロバート・スミスが歌のタイミングに合わせて中央に登場。スモークの量が凄い(笑)前回はOpenで最初からアップテンポだったのに対し、Pictures of YouからLullabyとスローな曲を続けてやってくれた。前回はやらなかった曲も多数で、中盤Friday I'm in Love の大合唱後のDoing the UnstuckやWantは本当に嬉しかったし、08年の最新アルバムからも2曲。
でもBloodflowersからはやっぱりやらないんだね。内省的すぎてセットリストに入れにくいのだろうか。好きなんだけど。
アンコール(10曲!)はヒット曲満載でまたまた大合唱。Close to Meは確かに前よりカラフルに聴こえたし、The Lovecats やThe Caterpillarあたりはキーボードがいないと演奏するの難しそう。
ラストKilling an Arabの頃に小雨が降り出したけどキュアーの時間に限っては天候にも恵まれ、ライブはトータル3時間。
ロバートの声は衰えてなかった。凄い。
なんだかんだで一人でも楽しめたフジロックだけど、今回くらい好みのラインナップじゃないとやっぱりきついかもしれないな~。
setlist (VIA:setlist.fm)
THE CURE
1.Plainsong
2.Pictures of You
3.Lullaby
4.High
5.The End of the World
6.Lovesong
7.Push
8.In Between Days
9.Just Like Heaven
10.From the Edge of the Deep Green Sea
11.Prayers for Rain
12.Sleep When I'm Dead
13.Play for Today
14.A Forest
15.Bananafishbones
16.The Walk
17.Mint Car
18.Friday I'm in Love
19.Doing the Unstuck
20.Trust
21.Want
22.Fascination Street
23.The Hungry Ghost
24.Wrong Number
25.One Hundred Years
26.Disintegration
Encore:
27.Dressing Up
28.The Lovecats
29.The Caterpillar
30.Close to Me
31.Hot Hot Hot!!!
32.Let's Go to Bed
33.Why Can't I Be You?
34.Boys Don't Cry
35.10:15 Saturday Night
36.Killing an Arab
NIN
1.Copy of A (World premiere)
2.Sanctified (Altered version; first performance since 1996)
3.Came Back Haunted (Live premiere)
4.1,000,000
5.March of the Pigs
6.Piggy
7.Reptile
8.Terrible Lie
9.Closer
10.Gave Up
11.Help Me I Am in Hell
12.Me, I'm Not
13.Find My Way (World premiere)
14.The Way Out Is Through
15.Wish
16.Survivalism
17.The Good Soldier
18.Only
19.The Hand That Feeds
20.Head Like a Hole
21.Hurt
BJORK
1.Cosmogony
2.Hunter
3.Thunderbolt
4.Moon
5.Crystalline
6.Hollow
7.Hidden Place
8.Heirloom
9.One Day
10.Jóga
11.Pagan Poetry
12.Army of Me
13.Mutual Core
14.Hyperballad (mixed with "Freak" by LFO)
15.Pluto
16.Náttúra
Encore:
17.Óskasteinar
18.Declare Independence
今回で6回目だが、過去5回を共にした友人が参加できず、ついに一人で参加。
と言っても会場では殆ど別行動だったから大した変わりもなく、二人用のテントもなんとか一人で完成。テント完成後の大雨もいつものことなので落胆することもない。
知ってるバンドがひとつもない前夜祭で、同じく一人で3日間来てるという女性と話した。一人参加者結構いるじゃないか!
7/26(金)
会場内のいたる所にいた蛍光ウサギ。BOYS DON'T CRYって書いてある・・・。
ROUTE 17 Rock‘n’Roll ORCHESTRA @ GREEN STAGE
この日の為に結成されたスーパーバンドで、ゲストボーカルがトータス松本、甲本ヒロト、大江慎也、仲井戸麗市と順番に登場。モダンラヴァーズのTシャツを来たヒロトが歌うYMCAの時が会場的には一番盛り上がったが、チャボが歌ったHey Hey,My My (Neil Young)の日本語バージョンにグッと来た。「燃え尽きたいぜ/消えちまう前に」って歌ってたな。この曲のイントロでフジロック初登場のヤマジカズヒデがモニターに映ったのは感慨深い。dipでも呼んで欲しいな。(フジは日本人のセレクトが偏り過ぎだと思う。)
PEPPERTONES @ RED MARQUEE
全く知らなかった韓国のバンドで客席ガラガラだったけど、とても完成されたポップバンド。歌詞は分からないけどメロディーのセンスがいい。でも女性受けしそうなルックスだし、日本で売るとしたらKポップのくくりにされるんだろうねやっぱり。
あがた森魚 @ ORANGE COURT
後半部分をちらっと見た。ゆるい雰囲気で昼間のオレンジコートに合ってる。一度もはまったことはないのだけど、「可愛いあの娘と踊った場所も今は場末のビリヤード」等の歌詞に感じるものがあった。
LOCAL NATIVES @ RED MARQUEE
結構よかったはずなんだけど、もう殆ど忘れてしまった(笑) ブルックリンのバンド達に通じる感じだった記憶が。
MY BLOODY VALENTINE @ GREEN STAGE
昨年のリマスター再発と年明けの新作発表&来日、となぜか最近やる気満々のマイブラ。わりと前の方で観たのにそれほど爆音じゃなかったし、そのわりにボーカル音が埋もれて聴き取りにくく正直少し残念だったかな。でも好きです。新作からも勿論やっていてonly tomorrow はお気に入りの曲。Lovelessと比べて批判するのは野暮だよな。
TAME IMPALA @ RED MARQUEE
始めの方を見たんだけど、これも記憶が(笑) 忘れるということは良くも悪くもなかったんだろうな、自分の中では。
NINE INCH NAILS @ GREEN STAGE
トレント・レズナーのソロでのサントラ制作やHow to Destroy Angelsが新鮮だったので、今回のNIN復活には微妙なものを感じてしまう。NIN続けてもマンネリになりそうだもん。とは言えライブを見るのは初めてなので期待は高まったし流石の内容だった。音楽的なキレの良さに加えて演出の凝りようが凄い。真っ暗のステージにメンバーが1人ずつ出てくるオープニング。ステージ上を移動する数枚のパネルがあの手この手で曲ごとに多様なデザインを作り出す。モニターは一切使わず、金かけてるだけではない洗練された作品に思えた。最後、名曲HURTと横長のモノクロ映像の調和が特に美しかった。
7/27(土)
カール・ハイド演奏時のグリーンステージ
前野健太とソープランダーズ @ FEILD OF HEAVEN
以前試聴したことがあって、ちょっと癖のある人くらいの印象しか持っていなかったけど、今回ライブを観て泣きそうになってしまった。孤独をリアルに描き出した歌詞にすごく共感するし、それを歌う本人の本気度が半端じゃない。この人の戦ってる感じはライブでなければ感じ取れなかった。泣かせるばかりでもなく、トークで笑わせたり変なダンスナンバーがあったりもするが、どれも濃い。ボブ・ディランを意識したような髪型とサングラスにも好感が持てるし。ナメたネーミングのバンドメンバーはジム・オルーク、石橋英子、須藤俊明、山本達久と超豪華なので演奏も素晴らしかった。
ROCKET FROM THE CRYPT @ WHITE STAGE
90年代のオルタナバンドの再結成組。基本はパンクでとにかくテンションが高いがサックスが入ったり、どことなくカントリー的な陽気さを感じさせる。面白いバンドだけど、自分との相性はいまひとつだったかな。
DARKSTAR @ RED MARQUEE
ロンドン発のエレクトロニックもの。丸く収まりすぎというか、予想した音しか聴けなかった印象。
KARL HYDE @ GREEN STAGE
アンダーワールドの片割れがソロで登場。ゆったりした曲が多く、雨上がりの夕暮れのグリーンステージをいい雰囲気にしてくれた。
BJORK @ GREEN STAGE
グリーンステージ後方の通路まで埋まりそうな勢いの人気。多くの人は、曲はそんなに知らないけどビョークというアイコン、森の精霊が苗場に降り立つのを拝みにきたという感じじゃないだろうか。聖歌隊のような10人ほどのコーラスグループが全曲にわたって参加し、これが電子音との二面性を出しているのがよかった。前半はBiophiliaの曲中心。Hidden Placeでのヒトデの映像等あったもののモニターにステージの様子は映らず。僕の位置からは小さくしか見えなかったけど、ビョークのなんとも可愛らしい動きとコーラスグループの踊りは躍動感あり。チケット2万超えという単独公演はどうなるのだろう。
KENSINGTON HILLBILLYS @ 苗場食堂
数年前にも同じ場所で観たことがあるカントリーバンド。電子音ばかり聴いてきたので和む。と言いつつ泥沼の客席は異様な盛り上がりで、クラッシュのカバーもやっていた。こんな小さいステージによく出てくれるなあ。このバンドはもう毎年出てもらったらいいんじゃないだろうか。
7/28(日)
キュアー開演前のグリーンステージ
YO LA TENGO @ GREEN STAGE
裏のDIIVも気になるなあと思いながらも眠くてあまり集中できず。新作を聴いてからの方がよかったかもしれない。
DAUGHTER @ RED MARQUEE
4AD所属のドリームポップ3人組。XXやビーチハウスなんかと比べると個性は薄いが、こういう音の海みたいな状態の中にいると落ち着く。
WILKO JOHNSON @ GREEN STAGE
膵臓がんの治療を受けず、残りの人生をライブに捧げると発表したウィルコ・ジョンソン。僕もこれが最後だろうという理由で観に行ったうちの一人だけど、予想以上の人が集まっていて驚き。ひねりなしの元気なロックンロールでたくさんの人が踊っていて楽しかった。
HAIM @ RED MARQUEE
カリフォルニア出身の三姉妹。最初の数曲しか観れなかったが、音楽的な引き出しの多さがまずあって、しかもポップで元気。できれば最後まで観たかったな。
SAVAGES @ WHITE STAGE
期待の新人ポストパンクバンド。スージー・スーを思わせる女性ボーカルの目つきや歌い方、骨太なベースとドラムにサイケなギター。限りなくニューウェイブに直結している。セカンドアルバム以降がどうなるのだろうか。今年最大の激しい豪雨に見舞われたが最後まで演奏。
LOTUS @ FEILD OF HEAVEN
観るつもりはなかったけど休んでるときにずっと聞こえてきたエレクトリック・ジャムバンド。一部、軍艦マーチのような勇ましいメロディーがあってそこだけやたら印象に残った。
THE CURE @ GREEN STAGE
個人的に観ないと一生後悔するレベルのバンドが3日間の最後に登場。07年の時が最後の来日かと思ったらまさかまた来てくれるとは。前回はキーボードがいない4人編成だったことに不満の声もあったが(と言っても僕自身は初のキュアーに夢中で全然冷静じゃなかったため、そういう感想は持たなかった。Close To Meでちょっと寂しく感じたくらい。)今回はキーボード入りの5人編成。
オープニングPlainsongのイントロでしばらくステージ端に佇んでいたロバート・スミスが歌のタイミングに合わせて中央に登場。スモークの量が凄い(笑)前回はOpenで最初からアップテンポだったのに対し、Pictures of YouからLullabyとスローな曲を続けてやってくれた。前回はやらなかった曲も多数で、中盤Friday I'm in Love の大合唱後のDoing the UnstuckやWantは本当に嬉しかったし、08年の最新アルバムからも2曲。
でもBloodflowersからはやっぱりやらないんだね。内省的すぎてセットリストに入れにくいのだろうか。好きなんだけど。
アンコール(10曲!)はヒット曲満載でまたまた大合唱。Close to Meは確かに前よりカラフルに聴こえたし、The Lovecats やThe Caterpillarあたりはキーボードがいないと演奏するの難しそう。
ラストKilling an Arabの頃に小雨が降り出したけどキュアーの時間に限っては天候にも恵まれ、ライブはトータル3時間。
ロバートの声は衰えてなかった。凄い。
なんだかんだで一人でも楽しめたフジロックだけど、今回くらい好みのラインナップじゃないとやっぱりきついかもしれないな~。
setlist (VIA:setlist.fm)
THE CURE
1.Plainsong
2.Pictures of You
3.Lullaby
4.High
5.The End of the World
6.Lovesong
7.Push
8.In Between Days
9.Just Like Heaven
10.From the Edge of the Deep Green Sea
11.Prayers for Rain
12.Sleep When I'm Dead
13.Play for Today
14.A Forest
15.Bananafishbones
16.The Walk
17.Mint Car
18.Friday I'm in Love
19.Doing the Unstuck
20.Trust
21.Want
22.Fascination Street
23.The Hungry Ghost
24.Wrong Number
25.One Hundred Years
26.Disintegration
Encore:
27.Dressing Up
28.The Lovecats
29.The Caterpillar
30.Close to Me
31.Hot Hot Hot!!!
32.Let's Go to Bed
33.Why Can't I Be You?
34.Boys Don't Cry
35.10:15 Saturday Night
36.Killing an Arab
NIN
1.Copy of A (World premiere)
2.Sanctified (Altered version; first performance since 1996)
3.Came Back Haunted (Live premiere)
4.1,000,000
5.March of the Pigs
6.Piggy
7.Reptile
8.Terrible Lie
9.Closer
10.Gave Up
11.Help Me I Am in Hell
12.Me, I'm Not
13.Find My Way (World premiere)
14.The Way Out Is Through
15.Wish
16.Survivalism
17.The Good Soldier
18.Only
19.The Hand That Feeds
20.Head Like a Hole
21.Hurt
BJORK
1.Cosmogony
2.Hunter
3.Thunderbolt
4.Moon
5.Crystalline
6.Hollow
7.Hidden Place
8.Heirloom
9.One Day
10.Jóga
11.Pagan Poetry
12.Army of Me
13.Mutual Core
14.Hyperballad (mixed with "Freak" by LFO)
15.Pluto
16.Náttúra
Encore:
17.Óskasteinar
18.Declare Independence
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