2013年2月1日

XX世紀の怪傑ゾロ



XX Century Zorro(XX世紀の怪傑ゾロ)は80年代初頭のイタリアのカルト音楽グループ。
今回アルバムが再発されたというので初めて知った。

83年にリリースされた唯一のアルバムで、戦前の音楽をコラージュしたような実験的な内容になっている。
ステレオで聴ける楽曲が右チャンネルと左チャンネルでそれぞれモノラル楽曲として成立しているという、トリッキーで遊び心たっぷりの代物だ。

スロッビング・グリッスル関連のコンピに収録されたことがあるらしいので、余程マニアックな人なら知ってるかもしれないね。



注目したきっかけはいつものようにジャケットのアートワークで、モノクロのペインティングと、黒地の上の手書きタイトルがかっこいい。

それも、ひとつのアルバムに対して11種類のデザインがある。(画像参照)
今回のCD化にあたって新たに作られたものらしいので、オリジナルLPはどんなデザインだったのかわからないけど。

アートワークは"soldato M / QUADRERIA ROMANTICO SERIALE"という人によるもので、今回の仕事以外の作品もネット上で見られる。
ちょっとリタ・アッカーマンを連想するタッチだけど、フェティッシュな要素が強くて面白い。

ブログもあり↓
QUADRERIA ROMANTICO SERIALE


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