先週は演劇や展覧会をいくつか観てきた。
今回はその中でも最もマニアックと思われる写真家のジョン・サンテリネロス(John Santerineross)について。
画像を見てわかる通りダークでフェティッシュな要素が強く、ウィトキンやソウデックの作品を好むぼくみたいな人間だったら間違いなくツボだと思う。
体を傷つけられたり、縛られたり、マスクを被せられたり…SMっぽい過激な作風が目立ちがちだけど、もっと静かな雰囲気の少女の写真なんかもあってバラエティ豊かだ。
セピア調の画面を部分的に彩色する色彩感覚もとても好み。
上の画像は会場で売っていた作品集。
海外のAmazonでは売ってるみたいだけど、貴重だから買えばよかったかなぁ。
ギャラリーではDVDも売っていて、運よくその場で一部見せていただいた。
5分くらいの映像作品と、ジョンのインタビュー。
映像作品は少女が自分の太ももを切りつける様子を写しているが、全然ゲテモノではなく神聖な儀式のようだ。
インタビューでは撮影風景がたくさん映し出されるのが興味深い。
本人はスキンヘッドでピアスがたくさんついてて、ゴス系のミュージシャンみたいだった。
もしぼくにも技術があってなおかつ信頼し合えるモデルがいたら、こういう制作もしてみたいなぁと妄想してしまう。
なお、日本のAmazonでは下の一点(99年の物)のみ「出品者から」買えるらしいけど高い!
それから、相馬俊樹 著「禁断異系の美術館」でも一部紹介されている。
展示は神保町画廊で今月25日まで。
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