2010年12月31日
今年観たもの聴いたもの
<映画>
映画館に行く習慣はいよいよ日常的なものになってきて
頭悪いなりに、だんだん勘が冴えてきた感じ。
人生で初めてベスト5を選んでみる。
■ 渇き
映像美と、吸血鬼が飛び回るちょいB級な話の設定、
音楽も含めたテンポの良さにはまった。
ラストが美しい。
この作品のみ、2回観る機会を得た。
■ ぼくのエリ 200歳の少女
同じく吸血鬼ものだけど、こっちはB級感なし。
真夏に観た真冬の映画、という点でも記憶に残る。
■ シルビアのいる街で
自分に重ね合わせられるタイプの作品で
すんなりと入り込めた。
ちょっと主人公が美男子すぎたかな。
■ ナイト・トーキョー・デイ
魚市場で働く女の殺し屋など、なんだそりゃな設定に対して
やけに抒情的なムードで貫かれているアンバランスさが面白かった。
■ ソフィアの夜明け
これもシルビア~と同じく自分に重ね合わせる系だったが
より具体的な投影ポイントが多かった。
うまくいかないことばかりで閉塞感を感じるんだけども
希望の光をうっすらと感じなくもない・・という程度の後味が残った。
<音楽>
毎年のことだけど、リストを挙げるほど新作は聴けていない。
今年はついにウォークマンを買ったことで環境が激変して、
過去の作品の追求にますます傾いていく。
昔は上の映画リストみたいに、無邪気に新しいものを聴けていたけど
歴史を知れば知るほどにそんな余裕はなくなっていく。
だからある意味、知識の少ない状態で映画館に通うのは
高校生のようで新鮮なのだ。
とは言っても、同時代の音楽を少しでも聴くのはかけがえのないことで、
今年自然と思い浮かぶのはこの一枚。
■ エックス・エックス /xx
このアルバム、ムチャクチャ聴きまくったというほどではないんだけど、
なんかこのバンドは他の何にも似ていない感じがするんだよな。
とてもシンプルな音作りなんだけど、
時代を見据えて狙ってシンプルにした感じは受けないし。
でも確実に人気はあって
フジロックでももっとちゃんと観ておけばよかったかな、なんて思ったりしている。
国内では、神聖かまってちゃんの登場にぐっときてしまった。
音楽的、キャラ的にどうこうではなくて
自分が何か作りたいと思うときのモチベーションに似てる感じがしたんだよ。
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