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教科書的な内容を想像させるタイトルだが
いわゆるハイカルチャーに対するサブカルの紹介ではなく
著者が「サブなカルチャー」だと思うものが
独断で紹介されている。
絵画、音楽、リトルプレス、ウェブアニメーション、イベントなど
多岐に渡るジャンルから、
変わったものや面白いものが載っているのだけど
その視点の広さ、深さ、無差別さに驚くばかり。
自分はオタク気質の人間で、
特に音楽には結構マニアックなつもりなのだが
この本の音楽のページだけとっても
全然知らなかったような盤が半数以上を占めている。
それも「マイナーなものが偉い」みたいな発想からではなくて、
膨大な情報の中から普段紹介されないようなものを
あえて紹介したんだなという印象だ。
まして音楽以外のページは自分にとっては
さらに未知の世界。
絵画のページでは、
例えばヘンリー・ダーガーなんかはもはや有名だからか
載っていなかった。
世界にはこんなに変わった人がたくさんいて
こんなに自由に何でも表現していいのか、
という気持ちにさせてくれる本だ。
少し楽になれた。
この本がよかった大きなポイントのひとつは
本全体のデザインだと思う。
ほぼ全ページがフルカラーで、
1作家につき一点以上は何かしら写真が載っているから
知らない作家・作品でもイメージが湧きやすい。
表紙もなかなかかっこいいし、
そういうところがしっかりしていないと
せっかくの内容が
非常にもったいないことになっただろう。
章の分け方なども含めて
本自体の作りも大変興味深い。
多摩美の演劇科の公演のチラシを作らせてもらいました。
ちょっと画像では見えにくいので、左下の文字情報を念のため。
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ゴドーを待ちながら
サミュエル・ベケット 作
安堂信也 高橋康也 訳
2008年12月14日(日)~12月17日(水)
多摩美術大学上野毛校舎 講堂(入場無料)*****************************************************
有名な戯曲なので名前は知っていたけど、
ウィキペディアによると、
『ゴドーを待ちながら』(En attendant Godot)とは、劇作家サミュエル・ベケットによる戯曲。副題は「二幕からなる喜悲劇」。1940年代の終わりにベケットの第2言語であるフランス語で書かれた。初出版は1952年で、その翌年パリで初演。不条理演劇の代表作として演劇史にその名を残し、多くの劇作家たちに強い影響を与えた。
・・だそうだ。
久し振りにコラージュを作ったけど、
劇の内容を意識したので、いつもの作風と違うものになった。
実は演劇のチラシを作るのは今回が初めてではなくて
00年と01年に別の劇団のチラシを作らせていただいたことがあるのだが、
その2枚は今見るとかなり反省点の残るもので、
ホームページにも掲載していない。
(なんて書くと、使ってくれた方々には申し訳ないのだけど。)
で、今回たまたまこういう話が来たので、
今度は納得いくものにしたいなあという思いが込めてある。
まあ、自分の納得と、チラシとしてどの程度役に立つのかは
別の話かもしれないが。
でも、以前の2枚の時はすごく参加するのが楽しくて
その時のことを思い出したりもした。
稽古場を見学させてもらったて役者さんのテンションを感じたり、
デザインのイメージを先に指示してもらったり、
そういうのが楽しかった。
昔も今も、絵で人と関われるのは嬉しいです。
24日(前夜祭) :テントの場所取りのため、去年より早く行ったが ほとんど混み具合は変わらず、去年と3メートルくらいしか差のない場所にテントを張った。友人が新しいテントを買ってくれたため今回は窓&前室付きにレベルアップ。 その分、組立は面倒だった。
18時、会場オープン。 前夜祭の出演者は当日発表なのだけど石野卓球とBRAHMAN以外は知らない人で 結局、卓球を少し見ただけ。あとはオアシスエリアで飲んだり食ったり盆踊りしたりで過ごす。
友人は盆踊りやぐらの大食い大会に出れなかったのを悔しがっていた。(何しにきたんだ・・) トイレに入ってるときにマイブラのリハーサルらしき音が少し聴こえた。
25日(1日目) :晴れ。太陽が昇ると暑さで強制的に起こされる。 今年はとにかくたくさん見たいので、風呂を会場近くの旅館で午前中に済ませントに戻る回数も最低限にする。なので午前中の出演者は見られないが午後は気楽になれる。
最初はレッドマーキーでミッドナイト・ジャガーノーツという知らないグループを見た後グリーンステージにてプレシデンツ・オブ・USAを座って見る。このバンドは高校の頃よく聴いてので懐かしい曲があった。
ホワイトステージでジェイミー・リデル、アヴァロンで多和田えみ、ホワイトに戻ってケイトナッシュ、ヘブンでジェイソン・フォークナー、オレンジコートでオゾマトリをちょこちょこと見る。
この時点で携帯がおかしくなり、友人と連絡が取れなくなって困った。充電がうまくいかない。充電器の電池を換えたらなんとかなるだろうか?会場広いから携帯は必要だ。考えてみると、フジロックの歴史は携帯電話の普及とほぼ同時期なんだよね。
ヘブンに戻って、楽しみにしていたマイス・パレード。ジャンル分けすると音響系とかになりそうだが、ただのコジャレた音楽ではなく、熱いものが感じられた。このライブは素晴らしかった。夕暮れ時にも合ってた。
コンビニまで歩いて、電池を買う。これで充電してみたら、なんとか直った。でも、僕の携帯はもう寿命なのだろう。
友人と再会し、食べたりしてから一緒にグリーンステージへ。この日のトリのマイ・ブラッディ・バレンタインは二人とも好きで、今回の目玉だった。17年ぶりの来日とのことで、ニュー・オーダーみたいに普通のオッサンになってたらやだね~、などと話していたが、ルックスはあまり変わりなし。メンバーはほとんど動かず無表情でひたすら演奏。ラストはメロディのない轟音が20分くらい続き、 友人は「付き合い切れねえ」と言ってオレンジに行ってしまった。 もっとたくさん曲をやってほしかったがやっぱりマイブラはよかった。
この後、ホワイトでやってたブーツイー・コリンズを少し見たがマイブラの後にこの世界に切り替えるのはきつい・・。結局、僕もオレンジの電気グルーヴを見に行く。マイブラ見た人達が続々流れ込み、入場規制の可能性もあったがギリギリで入れた。電気終了直後、DJがポニョの歌をかけて、場内が沸く。僕はテレビをほとんど見ないから、初めて聞いたのだけど、これすごい耳に残るね・・。
26日(2日目):この日も暑さで起きる。隣りのテントの外人がアコギを弾いていて、これがすごくて感動してしまった。ツェッペリンの「ゴナ・リーブ・ユー」やクリームの「サンシャイン・オブ・ラブ」などギター弾く人には定番の曲なのだけど。僕も「ゴナ・リーブ・ユー」をヘタクソながら弾いていたことがあるので、余計にすごく感じた。変に力が入っていない。途中から、さらに隣りのテントの人が缶を叩いて合奏していた。いい光景だった。
この日はレッドマーキーのゴティエからスタート。・・のつもりが、3曲くらいで立っているのがしんどくなって後ろで座って寝てしまった。寝不足だった。結構いい曲を書く人だと思うんだけど・・。目が覚めると、ロジャー・ジョセフ・マニングJRが始まった。昨日のジェイソン・フォークナーと同じ元ジェリー・フィッシュだがこっちの方がポップで親しみやすい。
グリーンでエイジアン・ダブ・ファウンデーション、アヴァロンでトクマルシューゴ、ホワイトでズートンズ、グリーンでクロマニヨンズを少しずつ見ながら移動。再びマーキーに戻って、目当てだったトリッキーを見る。最初がキュアーの「ラブキャッツ」のカバーで嬉しかった。トリッキーはどこかニューウェイブと繋がってるところがいい。クールな印象の人だったが、ライブでは結構暴れていたのが印象的だった。
友人と合流し、グリーンでプライマル・スクリームを見始めるが、なんかいまいちノれない。ちょっと明るすぎる。このバンドのテクノ系の曲は好きなのだけどやりそうな気配がないので、オレンジに移動しマーク・スチュワートを見る。こっちはかっこよかったが、客が少ない。
続いて、スパークス。変態っぽい・・。ベテランバンドだが、変な音楽に慣れている僕達の世代が聴いても相当に変だと思う。オアシスエリアの掲示板に似顔絵が描いてあった。
結局グリーンのトリのアンダーワールドはパス。