2013年10月28日
R.I.P. LOU REED
ルー・リードが亡くなった。
十代の頃から僕の中での(現役の)ロックの二台巨頭はニール・ヤングとルー・リードだった。
誰かの訃報が届く度にそれなりに驚くけど、ルーの死は特に大きく感じる。
ラジオから"Egg Cream"(当時の新曲)が流れてきたときの異様なかっこよさを忘れない。
メタリカとの共演盤がラストになってしまったけど、あれの次にソロアルバムを聴きたかったなあ。合掌。
2013年10月9日
ツァディク・ディスク・ガイド100 (Tzadik disk guide)
Tzadik(ツァディク)のCDが気になってしょうがない。
Tzadikとはサックス奏者のジョン・ゾーンが設立したレーベル。
ここからリリースされるCDはフリージャズや現代音楽、クレズマーなど様々だが、一体こんなのを誰が聴くのか?というような奇妙奇天烈な音楽が多い。
ポップなものも出ているのだけど、アヴァンギャルドなイメージが僕には強く、そういうものにすぐ目が行ってしまう性格なので全貌を知りたくなった。
しかしネットを探しても全てを網羅したディスクガイドは見つからない。
タイトルやアーティストで検索すればジョン・ゾーンやフレッド・フリス、大友良英などの有名なものは出てくるが、無名なものは日本語情報が皆無で試聴もできなかったりする。
もう自分で買って確かめてディスクガイドを作るしかない!と思ったけど、400タイトル近いTzadik作品をジャズの知識もない自分一人でやるのは無理だ。困った。
そんな矢先にTzadikのディスクガイドが自費出版されているのを発見!
ハル吉さんという方が一人で書いた本で、TzadikのCDを約100枚紹介している。
全タイトルではないけどこんなのは他にないのですぐネットで注文した。
今年出版されたもので約50ページ、定価600円。
中身はシリーズごとに紹介する構成で、ユダヤ文化のシリーズ、現代音楽作曲家のシリーズ、日本のアングラ音楽シリーズなどに分かれている。
好き嫌いが非常にはっきりした語り口で、嫌いなアルバムには容赦ないところが面白い。
人によっては好きなミュージシャンが批判されてたら嫌かもしれないけど、僕はそこまでの思い入れはないのでかなり笑えたし、わかりやすかった。
特典としてジョン・ゾーンに詳しいサイト「烏鵲の娯楽室」の烏鵲(うじゃく)さんとの対談も付いてきてこれまた面白い。
下記のサイトから注文できる。
ハル吉さんによる漫画や海外出版物の翻訳もあってこれも興味深いんだな。
今回のディスクガイドは彼の仕事のごく一部のようである。
峠の地蔵出版 Toge no Jizo publishing
そしてハル吉さんのブログ。
絵のクオリティーが高くて驚いたし、猫好きという所は僕と似てる(笑)
音楽活動もしているそうで多才な方です。
※エロ漫画の記事も多いので念のためご注意を。
ハル吉とゴッシー (Harukichi and Gosshie)
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Tzadikのオフィシャルサイト
ところで音楽の話から脱線するけどTzadikのCDはデザインがすばらしい。
音楽的には正直ハズレも多いのに買ってしまうのはこのせいだな。
日本盤じゃないのに帯がついているし(全て黒地に白抜きで英文解説を掲載)、特徴のあるフォントや色(金・銀が多い)で統一されているので一目でTzadikものだなとわかる。
デザインはほぼ全てHeung-Heung Chinという人によるもの。
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