ピンク・フロイドはもう活動してないとは言え、少し前に発売され盛り上がっていたデラックス・エディションではストームがデザインに関わっていた。
今後似たような企画があってももうあのアートワークは拝めないのかと思うととても残念だ。
彼の作品を時代順でいくつか掲載してみます。
Pink Floyd / Atom Heart Mother (1970)
有名すぎる牛さん。地平線がよく出てくる気がする。
Syd Barrett / The Madcap Laughs (1970)
個人的にお気に入り。裸の女が出てくる中ジャケもいい。
Led Zeppelin / Houses of the Holy (1973)
ポルノだとかで当時騒がれたらしいけど、ヒプノシスで検索するともっとあからさまなエロ路線のジャケットも見つかって意外だった。
Pink Floyd / The Dark Side of the Moon (1973)
いろいろパロディにされてるけど、四角の中に三角ってあんまりない発想?
UFO / PHENOMENON (1974)
黄色い枠がない方がいいと思うんだけど、そこまで自由にやらせてもらえなかったのかな。
Genesis / The Lamb Lies on Broadway (1974)
やはりロゴが入ると雰囲気違う。
Led Zeppelin / Presence (1976)
テーブルについて対話というのもよく見られる傾向。中ジャケにはいろんなパターンの写真が載っている。
10cc / Deceptive Bends (1977)
これサザンのベストアルバムで信藤三雄が真似してたな~。
Pink Floyd / Animals (1977)
アルバム自体は人気ないけど素晴らしいデザイン!
この後の「ウォール」は人気あるけどヒプノシスじゃないので残念だったな。
Peter Gabriel / I (1977)
ピーター・ガブリエルの作品はこの1枚目から3枚目まで手掛けていて、どれも本人が登場。
Styx / Pieces of Eight (1978)
スティクスは「ミスター・ロボット」しか知らないな。ピアスがモアイ像だったのか!
Yes / Tormato (1978)
イエスがこんなアルバムを出していたことを今日初めて知った(笑)
Scorpions / Animal Magnetism (1980)
スコーピオンズはイリナ・イオネスコの写真を使ったりとかインパクトのあるジャケが多い。ヒプノシスはこれともう1枚手がけている。
Pink Floyd / A Collection Of Great Dance Songs (1981)
フロイドの歴史から消されかけているような気がしないでもない編集盤。最近見かけないから廃盤なのか?でもこのジャケはすごい。ここでも地平線。
Pink Floyd / A Momentary Lapse of Reason (1987)
ロジャー・ウォーターズが抜けた新生ピンク・フロイド。やっぱ地平線だよ。「鬱」という邦題が再発時に抹消されて残念。
Pink Floyd / The Division Bell (1994)
またまた地平線。このアルバムに収録されたHigh Hopes(運命の鐘)のPVもストームによるもので素晴らしい出来だった!
Pink Floyd / Echoes: The Best of Pink Floyd (2001)
ロジャー・ウォーターズも選曲に参加したというベストアルバム。窓の連続は「ウマグマ」を思わせるが、実は遠くに覗く湖や、豚と牛の置物、右にうっすら見える4つの仮面…とかつて使ったモチーフを盛り込んでいてファンには堪らない。スリーブケース入り二枚組なので、この面以外もいろいろと。
曲の構成も素晴らしい。
MUSE / Black Holes and Revelations (2006)
地平線に加えて、テーブルでの対話がまた登場。MUSEというバンドはあまり好きじゃないけどね。
Biffy Clyro / Only Revolutions (2009)
先に書いたピンク・フロイドのPVでも巨大なマントが登場している。そしてまたも地平線。遠くで燃えてるのはなんだ?
Syd Barrett / An Introduction to Syd Barrett (2010)
06年に他界したシド・バレットのベストアルバム。近年の仕事ではこれが一番好きだ。