2010年8月30日

大竹伸朗作品2点

大竹伸朗 NOTES 1985-1987 [DVD]

直島銭湯 アイ・ラヴ・湯

「NOTES 1985-1987」(上)は当時のノートと映像で
構成したもので、DVD入り。
箱入りの外装がかっこいい。

「直島銭湯アイ・ラブ湯」(下)は手のひらサイズのジャバラ本。
本人プロデュースの銭湯の写真集。行ってみたい。
 
新刊が本屋に並んだのは久しぶりのような気がする。

 
 
 

2010年8月23日

HMV渋谷閉店

  


ここ数年は「リニューアル」する度に
規模が小さくなっていて、
ここで買い物することもなくなっていたけど
その流れ通りに昨日ついに閉店。
20年の歴史に幕を下ろした。

写真は木曜日に撮ったもので
この日は一日中店内でライブイベントをやっていた。
曽我部恵一とかが出てたけど
人多くて入るのは断念した。



90年代前半には渋谷系音楽の発信地だったとか
よく語られているけど
自分が渋谷まで遊びに行くようになるのはもう少し後から。

とは言え、いわゆる渋谷系ど真ん中の世代で、
その手の音楽はよく聞いていた。
今でも好きなのは少し後追いで聴いた
フリッパーズの「ヘッド博士の世界塔」かな。
洋楽を聴く入口でもあったと思う。



実際の渋谷店の思い出と言うと
02年にワンフロア丸ごと使ってやった大量処分セールで
なんかあの時は100円でパルプとかジェイムスとか
50枚くらい買った気がする。
あの頃から小さくなっていったのかもしれない。
他にもHMVと言うと渋谷以外も含め
セールでたくさん買ったという記憶ばかりで
結局店としてそれでいいのか?って話なんだけど。



CDも本も完全に絶滅はしないだろうけど
どのくらいまで減少するのだろう。
なるべく残ってくれと願いたい。
 
 

2010年8月20日

 

写真だとわかんないけど自動販売機の上で寝ている。
(エサも自販機の上にのっていた。)


撫でたりしてたら下に降りてきた。


店の入口で寝転がる猫。


この店の看板猫だったらしい。

2010年8月15日

お盆の新作

  
 

 
   


高円寺のアール座読書館というお店に行って着想を得た。
基本イメージは水と緑。
本を読むための場所、という変わったコンセプトの店なので
基本的に話をするのが禁止で、とても静か。
読書のための席が設けられているんだけど
水槽を眺められる席や
古い列車の座席風のスペース、
窓を囲む植物、板張りの床・・・
システムはマンガ喫茶に似てるけど
現実と切り離されたような雰囲気が面白かった。
この日は店内でコラージュの展示をしていて
それも刺激となった。
高円寺、遠いから滅多に行かないけど
惹かれる場所だったなぁ。

       

2010年8月7日

FUJI ROCK FESTIVAL '10



7/29(木)前夜祭
今年はテント立てるときに大雨という最悪のタイミング。
盆踊りじゃなくてキャンプファイヤーにしてほしい気分だった。

■MUSTANG @RED MARQUEE
前夜祭の面子を見るも、知ってるのがひとつもなく、
結局オープニングのこの人たちだけ見る。
50年代のロックンロール風のシンプルなバンドで
フジロックらしい人選。
これだけ見てテントに戻ってしまった。

7/30(金)1日目
朝は晴天、夜は雨が降ったりやんだり。
3日間大体このパターンだった。

■ヒカシュー @ORANGE COURT
これ見たのが12時くらいで、ものすごい日差しだった。
去年ヒカシュー30周年記念ライブを観たが
今回はその時の縮小版といった感じ。
めちゃくちゃプログレッシブだけど、妙なポップさも健在。
近くで観てた外人も受けてた。

■THE CRIBS @GREEN STAGE
ジョニー・マーが加入して話題の英国バンド。
インパクトは薄いが
地味ながらもいい曲が多い。
何度も聴いて味が出てくるタイプかも。
ボーカルがずっと語りの曲がよかった。

■toe @WHITE STAGE
土岐麻子がボーカルで参加した2曲がよかった。
インストだと個人的には物足りない感じかな。
センスはいいけどちょっと毒がほしい。

■JAGA JAZZIST @WHITE STAGE
そのtoeもCDにコメントをよせていた
こちらもインストバンドだが、楽器の種類の多さと
客を躍らせるダイナミックな演奏でかなり好み。
特に鉄琴の音が新鮮だった。

■THE XX @RED MARQUEE
ちょっと前の単独来日が好評だったと聞いてはいたけど
予想以上の人気にびっくり。
極端な音数の少なさと、囁く歌声は
ヤング・マーブル・ジャイアンツを思わせる。
蝋燭の灯を見つめているみたいな気分にさせられる
不思議な魅力のバンドだ。

■BROKEN SOCIAL SEANE @RED MARQUEE
同時間のMAGMAが気になってたんだけど
雨の中、奥地のオレンジコートまで行く気合いがなく、
こっちを少し観たけど
ちょっと自分には明るすぎるかな、という印象。

■MUSE @GREEN STGEE
この日のトリなので一応確認。
人気と貫禄からトリをやるのは納得できたが
クラシックとデジタルロックを融合したような
大げさなアレンジはどうしても好きになれないなぁ。

7/31(土)2日目
この日は風呂がとにかく混んでいて参った。

■DIRTY PROJECTORS @RED MARQUEE
ベストアクトは誰かと聞かれたら今年はこの人たちかも。
いいライブほど文にしにくいけど
一音一音の放射力がすごすぎる。
メンバーそれそれが互いをジャマせずに爆発してる感じが
レッド・ツェッペリンのよう。
二人の女性ボーカルが肉体感を高めている。

■MATT&KIM @GYPSY AVALON
盛り上がっていたけど、これはイマイチだったかな・・。
方向性がもっとはっきりしてるといいけど。
後ろの丘の上で休みながら聴いてた。

■KITTY ,DAISY&LEWIS @FIELD OF HEAVEN
50年代風音楽をやる3人組。
衣装や髪形も当時風にキメていて、かっこいい。
バンジョー、ハーモニカ、スライドギター、ウクレレと
曲ごとに様々な楽器が飛び出す。
フジロックに似合う粋なグループだった。

■JOHN FOGERTY @GREEN STAGE
素晴らしかった!
知らない曲がほとんどなんだけど、
1曲目からメチャクチャなじみやすいメロディーの
迷いなきカントリーロックで、観ていて気持ちがいい。
予想通り人は少なかったけど
この人をちゃんとトリ前に持ってくるフジロックはさすが。
中盤「雨を見たかい」「プリティ・ウーマン」のころになると
後ろから自然と人が集まってきていい雰囲気になった。

■ROXY MUSIC @GREEN STAGE
この日のグリーンのトリ。
今年最も見たかったグループのひとつで、
かつ最も客が集まるのか心配なグループでもあった(笑)
泥沼状態の地面も手伝ってか、
案の定客は少なめ(ジョン・フォガティよりはいたけど)。
オープニングでロキシーのアルバムのアートワークが
次々とモニターに映し出される中、
「リメイク・リモデル」で始まり、テンション高まる。
中盤はスローな歌モノも多くやり
楽しいショーだった。

この後、すぐにMGMTを見に移動するつもりだったが
入場規制で見られなかった。
残念だけどロキシー見れたからしょうがない。

8/1(日)3日目
最初の方は見たいのがなかったので
少し遅めに風呂に行ったらガラ空きだった。

■DONAVON FRAKENREITER @GREEN STAGE
これは通りかかってたまたま見ただけだけど
客にマイクを渡して歌わせる場面があって
みんなとても楽しそうだった。
音楽と平和、って感じのステージ。

■CODEINE VELVET CLUB @RED MARQUEE
これも空き時間に立ち寄っただけなのだけど
思いの他ぼく好みで、前のほうで最後まで観た。
フラテリスのメンバーのソロプロジェクトらしい。
古き良き時代のポップスをやや今風に演奏するバンドで
女性ボーカルやホーンが雰囲気を出している。

結局、グリーンのヴァンパイア・ウィークエンドは
これと一部被ったのと、その後のトイレ待ちで、
後半の音しか聴けなかった。
MGMTとヴァンパイア、今一番旬なのにどっちも見逃すとは・・。

■BUFFALO DAUGHTER @RED MARQUEE
ヴァンパイア逃したのはすぐにこれがあったせいもある。
ニューアルバムのジャケットに合わせてか
3人とも真っ赤な衣装で登場。
かっこよかったけど、古い曲も聴きたかったなぁ。

■DIANE BIRCH @FIELD OF HEAVEN
バッファローの客がホワイトのLCDサウンドシステムに流れる中
あえてこっちを見る。
キャロル・キング風の弾き語りで
アップテンポな曲が好みだった。
ホール&オーツの「リッチ・ガール」のカバーも。

■ATOMS FOR PIECE @GREEN STAGE
レディオ・ヘッドはよく知らないので違いはよくわからないが
アートと言ってもよさそうなくらいの確固たる世界観。
通路で立ち止まって観る客多数(自分も)。
アンコールではトムがたった一人で3曲も弾き語りして
緊張感のあるひとときだった。

■MASSIVE ATTACK @GREEN STAGE
この日のトリ。
最後列の山の上で座って観る。
日本語で意味深なメッセージをモニターに
出しながらやる曲があり、新鮮だった。
いつも音しか聴いてないけど
きっと歌詞もメッセージ性が強いグループなのだろう。
新作が気に入っているので、もっと新曲もやってほしかった。

■SISSOR SISTERS @GREEN STAGE
トリの後のスペシャルゲスト扱い。
80年代ディスコサウンドに凝った振り付け、
達者な日本語。
胡散臭ささえも売りにしてる芸人魂がすごい。
いい意味で笑ってしまうステージだった。