2008年1月31日
轟音ベルリン1987
久しぶりにじっくり映画(ビデオ)を観た。
「ベルリン・天使の詩」(87年)、
映像がきれいで詩的な映画だった。
ネットで検索するといろんな人の感想やレビューが
山のように出てきて読むとなかなか面白い。
でも、この映画にニック・ケイブが出てくることについて
触れている人があんまりいないようだ。
ニック・ケイブはニューウェイブとかゴスとかに
括られることが多いミュージシャンだ。
その世界は混沌としていて・・
まあ平たく言ってしまうと暗くてうるさい曲が多い。
僕はニックの音楽はいくつか聴いた事があったので
もの静かな雰囲気のこの映画に
彼の演奏シーンが出てきてちょっとびっくりした。
でも壁崩壊前のベルリンのどこか退廃的な雰囲気に合っていたし
実際、ニックは当時ベルリンで人気があったそうだが。
ともかく初めて見る映画に知っていた音楽が
出てきたのが新鮮だった。
関係のないはずのイメージ同士が衝突すると
新しい何かが生まれる。
コラージュと同じであることに気付いた。
特に、相反するイメージが隣り合うのが面白いのだと思う。
別にニック・ケイブが出てこなくても良い映画だけど
ちょっとした発見だった。
重いギター音が耳に残る・・。
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