2007年7月23日



最近よく出くわす近所の猫。
近づいても逃げないので
近所を歩くのがちょっと楽しみ。
昔はどうでもよかったのに
年々、小さい子供や動物が
かわいく見えるようになってきたから不思議だ。
特に猫。

2007年7月10日

上半期





今年上半期に観た展示の中から
印象に残ったものをいくつか。


①アドリアナ・ヴァレジョン展(原美術館)

ブラジル出身の画家。
なかなか名前が覚えられない・・。
プール/浴室の絵のシリーズは水の静かな動きが見事に描かれていた。
他にも東洋的な絵画や、
画面の中央がが裂けた痛々しい作品なども面白かった。
でも展示数が少ない!
原美術館は小さいからいつもそうなのだ。


②少女恋の美学・展(マリアの心臓/渋谷)

球体関節人形ミュージアムで行なわれた
人形や絵画のコレクション展示。
この場所は前からずっと気になっていて、
今回初めて入ってみたのだが・・これはかなり濃い。
地下の狭い空間にギリギリ歩けるくらいの量の作品、
作家数も50名以上。
昔のフランス人形から現在の人形作品、
耽美的な平面作品・・。
こういう世界が好きな人には多分たまらないと思う。
でも子供に見せたらトラウマになりそう。
これまでは人形って近寄り難くて
ちゃんと観たことがなかったから新鮮だった。
天野可淡の人形が特に衝撃。


③澁澤龍彦「驚異の部屋」(ギャラリーTOM/渋谷)

埼玉の美術館で大規模な展示があったみたいだけど
それは横須賀に巡回してくるのを待つことにして、
先にこの関連企画を見に行った。
彼とゆかりのある作家達の作品。
合田佐和子の箱の作品がとんでもなくかっこいい。
(彼女は②にも参加していた。)
日本人で箱の作品を作る人って
みんな似たようなおとなしい印象なんだけど、
彼女の箱/コラージュのセンスは独特だと思う。


④ネオン・オクロック・ワークス「カーゲンアイデクセ」
(パラボリカ・ビス/浅草橋)

雑誌「夜想」関連の去年オープンしたギャラリー。
映像を中心に、コラージュ箱作品やオブジェで空間を構成。
それぞれの作品もかっこいいけど
照明から椅子の並べ方、 展示物以外の
小物の選び方までこだわり抜いていて、
会場全体がとても完成されたものになっていた。
このユニット(?)は去年知ったのだけど
これからもっと見られる機会が増えるといいな。


⑤石下理栄「花空(かくう)の裏庭」(DAZZLE/外苑前)

大小さまざまなサイズの花の写真が
三方の壁に不規則に配置されていて
全体を見渡すのが楽しい展示だった。
それぞれの写真も好みなのだけど、
やっぱりただ飾るだけとは大違いだなぁと思う。


てな感じでした。
①は美術館だからともかく、
②③④は決して大きくないギャラリーなのに
入場料があったという共通点に書いてて気付きました。

※写真は本文とは関係ありません。

2007年7月3日

製作中



製作中のCDブック"manicured picture"(通称マニピク)は
僕の作風のダークな面が引き出された内容になりそうです。

本当はポップで明るいものも大好きなのだけど、
音楽を担当しているタングステン・ヒューズの
暗く混沌とした世界観と今回は共振しています。

完全に自由に作ることはできないけど、
だからこそ前に進むことができるのが
コラボレーションの面白さだと思います。

(写真はコラージュ作成中の素材の断片)