2010年5月29日

スラヴォイ・ジジェクによる倒錯的映画ガイド

思想家、精神分析家のスラヴォイ・ジジェクが40本以上の映画を引用して
語りまくるという作品で、面白かった。

引用された映画作品がHPに載ってるけど、
ゴチャゴチャして見にくいので、ここで整理しておきたい。



■ [蜃気楼の女(1934)クラレンス・ブラウン]
■ [マトリックス(1999)ウォシャウスキー兄弟]
■ [鳥(1963)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [サイコ(1960)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [我輩はカモである(1933)レオ・マッケリー]
■ [モンキー・ビジネス(1931)ノーマン・Z・マクロード]
■ [エクソシスト(1973)ウィリアム・フリードキン]
■ [怪人マブゼ博士(1933)フリッツ・ラング]
■ [エイリアン(1979)リドリー・スコット]
■ [独裁者(1940)チャールズ・チャップリン]
■ [マルホランド・ドライヴ(2002)デイヴィッド・リンチ]
■ [不思議の国のアリス(1951)クライド・ジェロニミ、 ウィルフレッド・ジャクソン、ハミルトン・ラスケ]
■ [赤い靴(1948)マイケル・パウエル]
■ [博士の異常な愛情(1963)スタンリー・キューブリック]
■ [ファイト・クラブ(1999)デイヴィッド・フィンチャー]
■ [夢の中の恐怖(1945)アルべルト・カヴァルカンテ]
■ [カンバセーション...盗聴(1974)フランシス・コッポラ]
■ [ブルー・べルべット(1986)デイヴィッド・リンチ]
■ [めまい(1958)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [サイコ予告編]
■ [惑星ソラリス(1972)アンドレイ・タルコフスキー]
■ [ピアニスト(2001)ミヒャエル・ハネケ]
■ [ワイルド・アット・ハート(1990)デイヴィッド・リンチ]
■ [ロスト・ハイウェイ(1996)デイヴィッド・リンチ]
■ [デューン/砂の惑星(1984)デイヴィッド・リンチ]
■ [ペルソナ(1966)イングマール・べルイマン]
■ [アイズ・ワイド・シャット(1999) スタンリー・キューブリック]
■ [トリコロール:青の愛(1993) クシシュトフ・キェシロフスキ]
■ [イン・ザ・カット(2003)ジェーン・カンピオン]
■ [オズの魔法使い(1939)ビクター・フレミング]
■ [フランケンシュタイン(1931)ジェームズ・ホエール]
■ [十戒(1956)セシル・B・デミル]
■ [ドッグヴィル(2003)ラース・フォン・トリアー]
■ [エイリアン4(1997)ジャン・ピエール・ジュネ]
■ [泥棒成金(1954)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [逃走迷路(1942)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [裏窓(1954)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [北北西に進路を取れ(1959)アルフレッド・ヒッチコック]
■ [ストーカー(1979)アンドレイ・タルコフスキー]
■ [クバンのコサック(1949)イワン・プィリエフ]
■ [イワン雷帝(第二部)(1945) セルゲイ・エイゼンシュテイン]
■ [プルートの化け猫裁判(1935)デイヴィッド・ハント]
■ [街の灯(1931)チャールズ・チャップリン]



様々な時代の映画が部分的に次々に現れるのが
とても心地いい。
ジジェク自身がそのシーンの中から語る部分もある。

自分はこの中でちゃんと見たことあるのって少ししかないし
ジジェクの言ってることはいまいち解んなかったりしたので
本質的に楽しめたとは言えないんだけど。

歴史が映像でシャッフルされてる感じがたまらなかったし
いろんな映画のシーンが見られる妙なお得感。
逆に映画に詳しい人が見たら、いろいろ文句言いたくなるのかもしれない。

「鳥」と「ブルーベルベット」がやたら何度も出てきたけど
この人よほど思い入れが深いんだろうな。

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